マテリアリティ活動事例

公開日:2020年08月31日

今だからこそ、新たな形で先生の学びを支援「教員の方向けウェブセミナー」

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3月から約2か月にわたって続いた新型コロナウィルス感染症の拡大抑制を目的とした全国の学校の休校。学校現場は前例のない事態に見舞われました。一部の自治体ではICTを活用した自宅学習が進みましたが、大半は十分な環境が整っておらず、教材作成と各家庭への配布、行事の調整、再開に向けた準備など、先生方は日々奔走していました。

さらに、5月には新型コロナウイルスへの対応としてまとめた緊急経済対策として、文部科学省からGIGAスクール構想の前倒しが発信されました。2023年までに、段階的にすべての学校で児童・生徒「1人1台端末」を整備する予定だった計画を、今年度中に一気に前倒しすることが決まり、各教育委員会は対応に追われました。

さまざまな不安が取り巻く中、自分たちに何ができるか。この環境だからこそできることは何か。各地域の小・中学校教育をグローバル(英語)、デジタル(ICT)、アセスメント、基礎学力向上の分野で支援しているベネッセコーポレーションは、教員、教育委員会へのオンラインでの学びの支援を即座に決定しました。

当時、自治体が主催するすべての教員研修が止まっていました。新たな形で先生方の学びを支援できないか。着想から9日後には、先生方に向けたウェブセミナーの開催に踏み切り、学校の先生方向けのICT研修、教育委員会向けの小学校英語研修の計5回のセミナーを2か月に渡って開催しました。

参加した先生方からの声(抜粋)

  • 厳しい状況でも、対話的学びは止めてはいけない
  • 新しい時代の学校研修の在り方を体感できた
  • 今私たちが抱えている課題に寄りそっていただけていると感じました
  • 今回のようなウェブ会議は離島の私たちにとって、どれほどありがたいことか...

 
セミナーには、告知期間が短かったにもかかわらず、約400名の先生方にご参加いただくことができました。培った知見をもとに、今後もよりよいウェブセミナーを提供できるよう、内容に磨きをかけるとともに、他領域にも展開していく予定です。

今、世界各地でスマートシティの実現に向けて動き出しており、学校におけるデジタル技術による革新もGIGAスクール構想により一気に進みだすと想定しています。ベネッセコーポレーションはデジタルを通じてよりよい学校教育づくりを支援するのはもちろんのこと、教育とデジタル、さらにはスマートシティとをつなげることで、自治体の魅力づくり、地域の教育力向上を支援できる存在となることを目指しています。

VOICE

ベネッセコーポレーション 小中学校事業部

小柳 博崇

「頑張っている先生方を応援したい」
「未来からの留学生である子どもたちの学びを支援したい」
部門で働く社員共通の想いです。今後も、顧客の困りごとを解決すべく、地域に根ざした教育支援活動を進めていきます。

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最終更新日:2020年08月26日