マテリアリティ活動事例

公開日:2020年08月31日

発達障害による学びの悩みをサポート「進研ゼミ 小学講座 発達障害支援サイト」

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2018年に厚生労働省が発表した「平成28年生活のしづらさに関する調査」によると、日本における発達障害を抱える未成年は7.8万人と推計されています(出典:厚生労働省「平成28年生活のしづらさに関する調査」)。ベネッセコーポレーションが提供する通信講座「進研ゼミ」にも発達障害や発達障害と思われる特性のお子さまの保護者のかたから、学習上の困難などのお悩みに関するご相談・お問い合わせが寄せられています。

そこで、お子さまやおうちのかた向けに「進研ゼミ」を活用した家庭学習を少しでもサポートできればという想いで「進研ゼミ 小学講座 発達障害支援サイト」を開設しています。サイト内では、お客さまから多くいただいたお問い合わせ・ご相談について、「進研ゼミ」編集者が、専門の先生のアドバイスを得て、教材の活用方法のご提案や保護者のかたへのアドバイスなどを掲載しています。具体的な掲載事例を1つご紹介します。


<文章を書くことが苦手>
小池敏英先生 (東京学芸大学教育学部教授)にお伺いしました。
作文が苦手になる背景はさまざまです。作文に比べて話すことは簡単ですが、1つの話題をうまく話すことが難しい場合、作文も苦手になりやすいといえます。

【書く分量はお子さまにとって適切ですか?】
自分が読めないほど多くの量の文章を書くことはできません。まずは、お子さまが読み取れる量よりも少し少ない文字量から書く練習を始めましょう。また、書き方がわからない場合は、書く前にどのくらいの分量を、どんなふうに書けばよいのかを見本を見せて示してあげるとよいでしょう。

【会話の中で、書きたいことを整理しましょう】
一貫性がない文章を書くお子さまには、書きたいことを整理してあげることが大切です。いきなり書き始めずに、「何について書くのかな?」「まず、どんなことがあったかな?」「そのとき、どう思ったのかな?」などと問いかけ、お子さまが頭の中で書きたいことを整理できるようなサポートをしてあげましょう。

「チャレンジ」では、キャラクターの例などが掲載されている場合もあるので、書く前に例を読み、「例と同じように書いてみよう。」と声をかけてみてもよいでしょう。(チャレンジ編集室)

(進研ゼミ 小学講座 発達障害支援サイトより抜粋)


「進研ゼミ 小学講座」では、さまざまな特性をおもちのたくさんの会員のかたが、教材をそれぞれにあったペースや方法で活用し、学習に役立ていただいています。これからもさまざまな学習の悩みに寄り添い、学ぶ機会を多くの方に届けていきます。

進研ゼミ 小学講座 発達障害支援サイト

VOICE

ベネッセコーポレーション 小学生高学年事業部

坂元 のぞみ

発達に特性のあるお客様に,様々な学習方法や専門家のアドバイスをご紹介し、「進研ゼミ」を活用した家庭学習を少しでもサポートできればという願いから当サイトが発足しました。一人一人のお子さまに合った学習法の参考になればという想いでサイトを運営しています。

最新の活動報告

最終更新日:2020年08月21日