【5年生】先輩保護者に聞いた! 学習のやる気を伸ばす言葉かけアイデア 

 学習内容がさらに難しく、高度になる5年生。「やる気を出してがんばってほしい!」と思って言葉かけしたのに反発されるなど、うまく気持ちが届かないこともありますよね。
そこで、先輩保護者に、学習のやる気を引き出す上手な言葉かけのヒントを聞いてみました。

子供のうれしい気持ちに寄り添った
 理科などの自主学習での取り組みを先生にほめられたようで、その話をとてもうれしそうに聞かせてくれました。そこでじっくり話を聞き、私もほめたところ、知的好奇心が高まった様子。やる気もアップして、ますます自主的に学習に取り組んでいます。
(三重県 まりも)

自分の子供時代と比べてほめた
 学校で勉強したこと、できるようになったことをニコニコ教えてくれたとき、「ママは子供のとき覚えられなかったよ!」と自分の子供時代と比較してほめたら、目をキラキラさせて、さらに勉強するようになりました。「私はほめられて伸びるタイプよ!」と子供にも言われたので、天狗にならない程度にほめています。
(千葉県 mokoママ)

先生が評価していたことを伝えた
 学校の懇談会で先生から「字がきれい」とほめられたことを話すととても喜んでいました。それ以来、ますますやる気になったようで、意識してきれいな字を書くようになりました。
(愛知県 ぷちぷち)

「○○ができる!」という気持ちを盛り上げた
 「この○○はほんとによくできているねー」などと、何かができたときには心からほめます。ほめられた「○○」は得意だと思い込み、やる気になるようです。
(神奈川県 はっぴー)

いつもより声のトーンを上げてみた
 低い声より、あえて声のトーンを上げて話すほうが、素直に聞いてくれるようです。
(東京都 Cutie)

実行できそうなタイミングをねらって言葉かけした
 「やりたいことをやる時間をつくるために、やりたいこととやらなくてはいけないことを分けて、優先順位を決めよう」と常々言ってはいましたが、なかなか伝わらず...。でも、宿題が少ない日をねらって言葉かけしてみたら、本人も「勉強はすぐに終わったし、やりたいこともいっぱいできた!」と大喜び。これをきっかけに成功イメージを定着させていくとやる気が出たようで、学習のとりかかりがスムーズになりました。
(石川県 みなみ)

よいやり方を一緒に見つけた
 国語の成績がよくなかったとき、その理由を話し合ったところ、「字が汚い」「宿題が適当」「やり直しが多い」ことがよくないとわかりました。そこで、「先生をびっくりさせるくらい丁寧な字で宿題をしよう!」と具体的に言葉をかけると、丁寧に書いて提出するように。その結果、やり直しも減りました。
(神奈川県 もこ)

時間を区切る言葉かけだけして、自主性を引き出した
 「○時からごはんにするから一緒に食べよ! それまでにチャレンジ終われる?」と言ったときがいちばんやる気が出たように思いました。終わらせてほしい時刻を伝えて時間を区切り、あとは子供に任せます。「そのあとみんなで一緒に○○したいから」と気持ちをこめて言うようにしています。
(大阪府 ようすん)

やる気が出ないときがあることも受け入れた
 子供が疲れていて、やる気がなさそうなときには、あえて「やりなさい」とは言いませんでした。「そういうときもあるよね」とそっとしておくと、自分のタイミングで自分から取り組むことがあるようです。
(静岡県 まち)

つまずいたとき、自尊心をくすぐって励ました
 つまずいたとき、「あなたが難しいならみんなはもっと難しいと思っているはず」と自尊心をくすぐりました。さらに「満点じゃなくても、ママはあなたがきちんと勉強している姿を知っているよ。がんばって!」と続けるとやる気がアップしていました。
(広島県 テンパール)

いつ勉強するか、子供に任せた
 やる気が出ない様子のとき、「まあ、自分の好きな時間にやったら」と任せてみたら、自分で時間を決めて取り組み始めました。疲れていて休みが必要なこともあるだろうし、自分自身で調整して学習する習慣をつくってくれれば、と思っています。
(京都府 にゃむ)

 言葉かけの内容はご家庭によってさまざまですが、お子さまの気持ちに寄り添ってほめたり、きっかけだけをつくったり、タイミングを任せたりなど、自主性を大切にすることが5年生の学習のやる気アップにつながっているようです。「うちの子にもよさそう!」と思える体験談があれば、ぜひ参考にしてみてくださいね。

※5年生のやる気を引き出す言葉かけの際の心がまえを「言葉かけ次第で、5年生のやる気はもっと伸びる! ~言葉かけ時の 3つの心がまえ~」で、日常生活で「どうしたらいいの...」と悩む場合の、具体的な対応のコツを「言葉かけ次第で、5年生のやる気はもっと伸びる! ~ケース別 GOODな言葉かけのコツ~」でご紹介しています。あわせてご覧ください。