「推薦入試って、うちの子は受けられるのかしら?」と思ったことはありませんか?
今回は、高3になる前に知っておきたい推薦入試についてお伝えします。
◆私立大入学者の約5割が推薦入試で入学
推薦入試を実施している私立大は98.3%にのぼります。
国立大の場合は92.7%、公立大も97.8%が実施しています。(※)
(※)文部科学省令和3年3月公表資料より
さらに入学者数に注目しても、総合型選抜も含めると私立大入学者の約50%が推薦入試で入学しているのです。
上記の数字から、「大学入試の推薦入試」は多くの人に挑戦のチャンスがあることがわかります。
推薦入試は学力だけではなく、志望動機や個性、能力を評価するものです。この大学で学びたいという明確な意思や目的があれば、現役合格に向けた受験機会を増やす1つの選択肢として、視野に入れてみてはいかがでしょうか。
◆推薦入試は一般入試とセットの併願戦略が必須
挑戦のチャンスが広がる推薦入試ですが、「推薦で早く決めたい」「学力試験は避けたい」などの気持ちから、安易に飛びつくことはリスクを伴います。
推薦入試では多くの場合、「小論文」「面接」の練習や、「レポート」「プレゼンテーション」の準備が必要となり、学力試験対策の時間を削ることになるためです。
「推薦=学力試験が課されない」というわけではありません。
特に国公立大の推薦入試では、大学入学共通テストを課す大学もあり、学力試験との両立が求められます。
国公立大は推薦入試の募集枠が増えてきていますが、倍率も高くなっています。
私立大でも公募制推薦の場合は倍率が高い大学もありますので不合格だった場合を想定して、学力試験対策も手を抜くことはできないことを押さえておきましょう。
お子さまから推薦入試の話が出た際は、保護者の方の冷静な視点から、両面をふまえてお子さまの考えを手助けしてあげてください。
本当に行きたい大学の受験機会を増やすチャンスとして、推薦入試を上手に活用しましょう。
◆推薦入試の基礎知識はこちらでチェック
▼学校推薦型選抜の仕組み▼
https://manabi.benesse.ne.jp/nyushi/nyushi_info/nyuushi03.html
▼総合型選抜の仕組み▼
https://manabi.benesse.ne.jp/nyushi/nyushi_info/nyuushi04.html