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【高1保護者注目】早くから知っておいたもの勝ち!? 推薦合格のためにやっておくこと

推薦もアリ?年々、大学入試では、入学定員に占める推薦入試の募集人員の割合が増加傾向にあります。

「チャンスが増えるなら受けたいけど、推薦ってハードル高そう」と思っている方こそ、高1の今がチャンスです。

今のうちにやるべきことを押さえて、お子さまの進路の可能性を広げてあげましょう。

※2021年度入試から、従来の「推薦入試」は「学校推薦型選抜」に、「AO入試」は「総合型選抜」と名称や制度を変えました。ここではわかりやすく「推薦入試」としてご紹介します。

※この記事では、高校の成績を従来の「評定」と表記していますが、2021年度入試より高校の学習状況を全体的に把握する趣旨を明確にするため「学習成績の状況」をいう名称に変更になっています。

推薦入試で必要な評定平均は高1の成績から!?

「推薦入試」には、出願に学校長の推薦が必要な「学校推薦型選抜」(指定校制推薦入試を含む)と、学校長の推薦が不要で、自分の意思で出願できる「総合型選抜」の2つに大きく分けることができます。

まず、多くの推薦入試で問われるのが学校の成績です。

出願要件として、「評定平均値〇〇以上」と示されることが多く、求められる評定平均値は、主に高1・1学期〜高3・1学期の成績の平均値になります。

大学が課す成績基準を満たさないと出願さえできないので、推薦合格をめざすなら高1のうちから授業や定期テストに力を入れましょう。

▼出願のために必要な「評定の平均」の例

求められる評定の例2

求められる評定の例1

※2022年度入試。大学公式HPより。

※2021年6月時点の情報です。

保護者は早めに知っておきたい推薦入試情報のチェックポイント

例年、多くの大学は6月頃から入試要項を公開します。

今から気になる大学の推薦入試情報を調べて参考にしておけば、取っておいた方が有利になる資格や、面接でアピールしやすい校外活動の準備に早めに取り組むことができます。

また、お子さまと将来の進路について話すきっかけにもなりますし、目標ができれば日々の学習のやる気につながります。

推薦入試の情報を確認する際、特に見ておいた方がいいポイントをまとめたので、お子さまの気になる大学や、興味のある分野の学部の出願要件を、大学のWebサイトでいくつか確認してみましょう。

推薦情報チェックポイント

お子さまが推薦合格した保護者からアドバイス! 今日からできる推薦準備!

推薦合格者の保護者の方は、早いうちからやるべきことを押さえて準備を始めていました。ぜひ、参考にしてみてください。

「学校推薦型選抜」を考えている場合は、1年生から苦手科目を作らないようにしていった方がいいと思います。0.1の評定の差が大きな差になるからです

(法政大 推薦合格の保護者の方)

 

1年生から気を抜かず定期テストを頑張るように、お子さまへ根気強くアドバイスを送り続けることも大切だと思います。

(東京都立大 推薦合格の保護者の方)

 

普段の成績が「学校推薦型選抜」に直結するため、定期テスト対策を一緒に考えたり、アドバイスしたりしてきました。子どもとの会話を大切にし、学校生活での不満などに耳を傾け、聞き手に回り、さりげなくアドバイスをしていた。

(東京電機大 推薦合格の保護者の方)

 

一般受験のつもりでも、最後まで評定平均を上げる事をあきらめないほうがいいと思います。いつもは人気の大学の指定校制推薦が、希望者無という事もあったためです。

(日本大 推薦合格の保護者の方)

 

当初から「指定校制推薦」での受験を希望していたので、事前に学校に相談して指定校一覧を見せてもらい、目標の評定を明確にするようにしました。

(京都外国語大 推薦合格の保護者の方)

推薦合格を勝ち取るためには、日頃の学業に力を入れて評定平均値を上げることが必要不可欠です。

ほかにも、推薦入試の出願時に提出する調査書は、評定のほかに特別活動(部活や委員会、ボランティアなど学習以外の活動)や出欠・遅刻の状況も記載されます。

高3になってから慌てないよう、テスト、提出物、生活態度など、高1のときから積み立てていくようお子さまへ声かけをしてあげてください。

また、高校によって基準が異なる「指定校制推薦」での受験を考えている場合は、三者面談などの際に先生に相談してみてもいいかもしれません。どんな大学・学部があるのか、「指定校制推薦」の枠は何人なのか、評定平均値はどれくらい必要なのか、などしっかり確認しておきましょう。

高一からの積み重ねが合格の近道!

推薦入試は学力以外の面も評価されるため、憧れのワンランク上の大学をねらえる可能性があります。

また、推薦入試対策として評定平均値を上げようと努力した取り組みは、一般入試に必要な基礎学力を身につけることにもつながります。

推薦入試の選択肢を考えず、「高校受験と違って、大学の一般入試は学校の成績見られないし」とお子さまが油断した高校生活を送ろうとしないように、「推薦入試は合格のチャンスを広げる手段のひとつ」だということを、高1の今からしっかり伝えてあげましょう。

 

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