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【「ゼミ」の進路相談室から】推薦入試は受けた方がよい?

「合格戦略アドバイス」の合格戦略アドバイザーが高校生からよく受ける相談についてお知らせするシリーズ。

今回は、「推薦入試」について取り上げます。

※2021年度入試から、従来の「推薦入試」は「学校推薦型選抜」に、「AO入試」は「総合型選抜」と名称や制度を変えました。
ここでは、わかりやすく「推薦入試」としてご紹介します。

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「推薦入試」には、出願に学校長の推薦が必要な「学校推薦型選抜」と、学校長の推薦が不要で、自分の意思で出願できる「総合型選抜」の2つに大きく分けることができます。

最近は、私立大だけではなく、難関の国公立大でも独自の推薦入試を取り入れるなど、推薦入試を実施する大学の割合は年々増えています。

それに伴い、推薦入試での入学者数も増加傾向にあります。

ただし、推薦入試の出願にはハードルの高い条件が設けられていることもあり、そもそも「推薦入試を受けたほうがよいのかどうか」と悩むことがあるかもしれません。

また、これまでの「推薦入試」では高3夏までの評定の平均値が出願の基準になるなど、高校での学業成績に比重がおかれていました。

「学校推薦型選抜」や「総合型選抜」では、これまでも課されていた小論文や面接に加えて、大学によっては大学入学共通テストの受験が必要な場合もあります。

■まずは「出願条件」を知ることが必要

「学校推薦型選抜」の場合、これまでの「推薦入試」同様に、大学が指定した高校の生徒のみが出願できる「指定校制推薦」と、どの高校かを問わず出願できる「公募制推薦」の2種類あります。

どちらも原則として学校長の推薦が必要で、学習成績の状況(評定平均値)、課外活動、資格等の基準を満たすことが出願条件となります。

そのため、高校の先生に出願の可能性があるかを確認する、出願条件をクリアするために、早い段階から評定を上げたり、部活動、ボランティアといった課外活動に積極的に取り組んだり、必要な資格を取得したりする、という取り組みが大切です。

出願条件や選抜方法などの詳細は、「指定校制推薦」の場合は各高校に通知されます。

「公募制推薦」の場合は、大学のWebサイトで公開されている「入試要項」で確認できます。

受験する年度が先だとしても、参考として現段階の情報を知っておきましょう。「出願できそうか」「対策できそうか」といった検討がしやすくなります。

■学力検査で何が課されるかも確認を

学力検査で何を課すかは大学によって異なります。

2022年度入試については、すでに公表されている大学もありますが、多くの大学では6月頃から入試情報が公開されるので、大学のWebサイトなどで確認しましょう。

大学入学共通テストや筆記試験が課される場合も、心配になる必要はありません。

高1・高2の方は、1回1回の定期テストで好成績をねらえるように学習を進めることが大切です。

5月号では、「推薦入試」合格者の多くが「成績を上げるのに役立った」と挙げる『定期テスト予想問題集』などのテスト対策教材をお届けしていますので、活用するようお子さまにぜひお声がけください。

高3の方も今は「学校推薦型選抜」の筆記試験のための特別な対策は必要ありません。

夏までに基礎を固められるように受験勉強を進めましょう。

まだ、学習のペースがうまくつかめないお子さまもいらっしゃるかもしれません。

そんなお子さまには、「高校講座アプリ」の機能の1つ、志望大・受験科目に応じた学習計画を自動で生成できる「キミ専用!合格戦略カリキュラム」をおすすめください。

■「学校推薦型選抜」を受験する場合も「一般入試」に向けた対策が重要

「学校推薦型選抜」を受けると、受験のチャンスを増やすことができます。

そのため、その大学に進学したい気持ちが強いのであれば、積極的に準備していくとよいでしょう。

ただ、「指定校制推薦」は校内選考があるため、希望通り高校から推薦がもらえるとは限りません。

また、「公募制推薦」は倍率が高いところもあります。

必ず推薦がもらえて合格できるという保証はないので、あとで慌てないよう、受験勉強は一般入試を念頭に並行して対策を進めることが重要です。

面接や小論文対策など、受験勉強の負担が増える可能性も考慮したうえで、受けるかどうか検討することも大切です。

早めに情報を集めることで、準備する時間も確保できます。

そのため、まずは気になる大学の情報収集から始めてください。

そして、「学校推薦型選抜」を受けるかどうかは、出願条件のクリアが可能か、一般入試との並行対策が可能か、といったことを総合的に判断して決めるとよいでしょう。

■お子さまの学習意欲、進路・大学入試情報などにお困りの際は「電話」または「Web」でお気軽にご相談ください

●電話 : 0120-115998 受付時間 9:00~21:00(年末年始を除く) 通話料 無料

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■進路決定や大学入試情報のための情報収集は「マナビジョン」と「マナビジョンラボ」もご活用ください。

マナビジョン>> http://manabi.benesse.ne.jp/

マナビジョンラボ>> https://manabi.benesse.ne.jp/lab/parent/index.html

文:進研ゼミ高校講座 合格戦略アドバイザー 松本

 

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