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「受験生の親」になる今、冬にやっておきたいこと

冬休みも近づいてきて、年が明けるとセンター試験がやってきます。高2生はこの時期は受験生0学期といわれ、お子様も受験生になっていく時期です。同様に保護者の方に行っていただきたいこと、意識いただきたいことについてまとめましたので、参考にしてください。

図版1.jpg受験本番のちょうど一年前は春ではなく、冬

高校2年生の3学期は、受験生0学期といわれ、受験勉強をスタートさせる大切な時期です。
一般入試のスタートはセンター試験の1月半ばとなっており、その1年前がこの時期にあたります。準備期間を1年とるために、冬からスタートするのが王道なのです。

ちなみに大学受験に向けて、身につけるのに必要な英語の単語数は3000といわれております。これは1年前(365日)から準備すれば一日あたり約8語を覚えることになります。少しずつでも進めていければ、無理をしないですみます。スタートにちょうどよい時期といえます。

冬休み中に、模試の結果も含め、進路に対する考えを家庭内で話す

高校2年生の冬休みは、進路に対して語る絶好のチャンスです。国公立か私立か、自宅通学か下宿かなどの重要な条件については、早めに考え方をあわせておいた方がよいからです。また、3年生になると、深いところまで話をする時間的余裕がなくなってしまうのも理由です。
なぜ大学にいくのか、どこでどういうことをしたいか、という本質的な部分について、お互いが意見を出せるようにじっくりお話しいただくのがよいと思います。
この秋から模試も5教科になっています。ぜひその結果も交えて話をしてください。

また、もしもお子さまが具体的な受験勉強の方法に迷われるようでしたら、焦らず基礎固めをするようにアドバイスしてください。進研ゼミの高2生向け教材は、1月号より『受験準備講座』となっており、3か月でこれまでの総復習・基礎固めができるカリキュラムになっていますので、まず1月号に取り組むことをお伝えいただければ大丈夫です。

子どものやる気が高まる声かけがポイント

学校でも進路講演などもあり、お子さまの意識も高まっている時期です。お子さまが進路について、素直な気持ちを話すことができるように、お子さまの言うことをまず受け止め、寄り添っていただければと思います。
お話する際、意図せずお子さまの思いを軽視する発言などはしないように意識することが大事です。

例:「○○学部なんて行っても就職先はない」(保護者の方の学生時代と現在の就職事情は変わっています)
  「○○大学に行くなら浪人しないとね」(1年でグンと伸びる子はたくさんいます)
  「○○大学に入ればなんとかなる」(大学名だけで安心できる時代ではなくなりました)

高2の秋の模試の結果を見ただけで、「どうせ○○大なんか無理に決まっている」というようなことを言ってしまうと、本人も素直に志望校を考えられなくなり、その後は模試の偏差値だけで判断するようになってしまうというようなケースもあります。

模試については、全国の中のお子さまの位置とお子さまの得意苦手を把握することにとどめていただければ大丈夫です。現時点で何か志望校を変えるといった「評価や結論出し」はしないようにしてください。

受験に向けて、お子さま同様、保護者の姿勢も大事になってきます。
ぜひこの冬休みから、お子様と一緒に受験に向けたコミュニケーションをはじめてください。

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