• 高2
  • 進路情報

更新日:

受ける?受けない?高3になる前に考えたい推薦・AO入試

「推薦・AO入試って、うちの子は受けられるのかしら?」と思ったことはありませんか?今回は、高3になる前に知っておきたい推薦・AO入試についてお伝えします。

pixta_2050286_M.jpg◆私立大入学者の約5割が推薦・AO入試で入学

推薦入試を実施している私立大は99.7%にのぼります。国公立大で見ても、50.3%の大学がAO入試を、95.9%の大学が推薦入試を実施しています(※)。

(※)文部科学省2017年度、および2018年度公表資料より

さらに入学者数に注目しても、私立大入学者の約50%が推薦・AO入試で入学しているのです。

上記の数字から、指定の基準をクリアした少数の人だけが合格できる「高校受験の推薦入試」と比べ、「大学入試の推薦・AO入試」は多くの人に挑戦のチャンスがあることがわかります。

推薦・AO入試は学力だけではなく、志望動機や個性、能力を評価するものです。この大学で学びたいという明確な意思や目的があれば、現役合格に向けた受験機会を増やす1つの選択肢として、視野に入れてみてはいかがでしょうか。

◆推薦・AO入試は一般入試とセットの併願戦略が必須

挑戦のチャンスが広がる推薦・AO入試ですが、「推薦で早く決めたい」「学力試験は避けたい」などの気持ちから、安易に飛びつくことはリスクを伴います。

推薦・AO入試では多くの場合、「小論文」「面接」の練習や、「レポート」「プレゼンテーション」の準備が必要となり、学力試験対策の時間を削ることになるためです。

「推薦=学力試験が課されない」というわけではありません。近年は学力を評価の対象とする大学も増えていますので対策をしておくことが必要です。特に国公立大の推薦入試では、センター試験を課す大学もあり、学力試験との両立が求められます。

国公立大は推薦・AO入試の募集枠が増えてきていますが、倍率も高くなっています。私立大でも公募制推薦の場合は倍率が高い大学もありますので不合格だった場合を想定して、学力試験対策も手を抜くことはできないことを押さえておきましょう。

お子さまから推薦・AO入試の話が出た際は、保護者の方の冷静な視点から、両面をふまえてお子さまの考えを手助けしてあげてください。

本当に行きたい大学の受験機会を増やすチャンスとして、AO・推薦入試を上手に活用しましょう。

◆推薦・AO入試の基礎知識はこちらでチェック

▼推薦入試の仕組み▼
https://manabi.benesse.ne.jp/nyushi/nyushi_info/nyuushi03.html

▼AO入試の仕組み▼
https://manabi.benesse.ne.jp/nyushi/nyushi_info/nyuushi04.html

■あわせて読みたい、人気記事

保護者ができる推薦・AO入試対策サポート法
https://blog.benesse.ne.jp/zemihogo/kou/j180830.html


【進研ゼミ高2講座】 推薦入試で合格をねらうために お子様が今からできること2つ
https://blog.benesse.ne.jp/zemihogo/kou/z1808302.html

  
記事一覧に戻る