11月・12月は、学習したことが定着しているかを確認する「まとめテスト」を実施する学校が多くみられます。
この「まとめテスト」に向けて勉強をすることが、中学校からの定期テストの対策にも役立ちます。
そこで今回は、中学を見据えた「まとめテスト」の勉強法をご紹介します。
テスト勉強法の3ステップを身につけよう!
中学校の定期テストは、事前に先生からテスト範囲が告知されます。
それを受けて計画を立てて勉強し、テスト後は何ができなかったか振り返り学習をする、というサイクルを繰り返して、テストに向けて力をつけていきます。
これに対して小学校では、単元の確認テストの他、比較的広い範囲で出題されるまとめテストがあります。
そこで、学校で「まとめテストがある」とお子さまが聞いてきたら、以下の図のような学習を意識してテスト勉強の練習をしてみるよう、声をかけてみましょう。
中学入学前に、テスト本番の形式に慣れておきましょう
テスト本番の形式に慣れるためには、以下の体験をしておくことが大切です。
・テストの時間配分を意識する
・テストと同じ時間を意識し、テスト形式の問題を解く
「時間配分を意識する」ことについては、普段から、例えば終了時間の5分前には終わらせて、残りの時間で解き残しや解答欄のまちがいはないかなどを見直すようにしてみましょう。
「チャレンジ」「チャレンジタッチ」でも問題を解く目安の時間が決まっていますので、その時間を目一杯使って解くのではなく、少し早めに終えて見直しをするよう、練習してみましょう。
≪お知らせ≫
「チャレンジ」「チャレンジタッチ」では、6年生の終わりに、まとめテスト教材をお届けします。
学年末には学校でまとめテストをするところが多いので、ぜひお子さまに使ってみるよう、お声かけください。
テストが返ってきたときは、まちがいを前向きにとらえられる声かけを!
6年生くらいになると、自分ができなかったところがわかるので、テストが返ってきても見たくない気持ちが強くなります。
しかし、テストのまちがいは、自分がどこを強化すればよいか教えてくれる貴重な情報。
ついテストの点数に目を向けがちですが、返ってきたテストを見せてくれたときには、「まちがえたところは見直しておくと、次に100点がとれるね!」などと、まちがいを恥ずかしいことではなく、ポジティブにとらえられる声かけをしましょう。
「テストに向けて勉強をする」ことがほとんどない6年生にとっては、このようなテストに向けた勉強方法を体験しておくことが、中学からの定期テストの心の準備につながります。
テストの点も気になるところではありますが、良い点をとるためにも大切な勉強のしかたについても、ぜひ身につけていけるよう、お子さまと話してみましょう。見直しまでできたら思いきりほめてあげてください。
「チャレンジ」「チャレンジタッチ」で学年末にお届けする『まとめテスト予想問題』は、テスト形式になれるだけではなく、解説も充実しています。
まちがえた問題の解説を読むと、次に正解するために理解しておきたいポイントを、お子さま自身で気づき、理解できるようになっています。ぜひご期待ください。