今から意識したい「中学式学習」

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上の図は、中学1年生のお子さまをもつ保護者へ、中学校の授業や生活時間についてアンケートで聞いたものです。

学習内容の難しさと同時に、「授業が長くなって放課後の時間が減った」と感じているかたが半数以上います。
帰宅後に学習にあてられる時間が短くなる中学生へ向けて、今からどのように過ごしていけばよいでしょうか。
今回はそのヒントをご紹介します。

●先輩保護者に聞いた、中学の学習の様子と課題

先輩保護者に、お子さまの中学校での学習の様子や、実際に出されている課題について聞いたアンケートを見てみましょう。
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これらの声を見ていくと、学校の授業ははやく進み、部活から帰宅した後も提出物や、
課題がたくさんあることがわかります。
冒頭にご紹介したデータで「授業が長くなって放課後の時間が減った」とあったように、放課後の時間が減ってもやるべきことに優先順位をつけていくことが、中学校では必要となります。

ではそのような中学で通用する「中学式学習」をマスターしていくためには、6年生のうちからどのようなことをすればよいでしょうか。

●中学式学習は、「目的」と「時間」をまずは意識!

1つ目の「目的」とは、宿題や課題だから「ただ終わらせればよい」と受け身で取り組むのではなく、「何を身につけるための宿題なのか」をしっかり意識することです。
この意識をもつだけで、これからやる宿題への集中度合いが変わってきます。
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6年生のうちは、目的など意識せず「宿題を終わらせればよい」と思っているお子さまも多いのではないでしょうか。
ぜひ、「宿題やった?」ではなく「どんな宿題が出たの?」と学びの内容を意識させる声かけをしたり、資格試験などにもチャレンジしてみるなど、目的をもって勉強する経験を増やしていきましょう。
次に「時間」です。
これは、自分が何にどれくらい時間がかかるかを意識することです。
学習面では、だらだら取り組むのではなく、時間を決めて取り組んでみましょう。
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例えば「チャレンジ(チャレンジタッチ)」は取り組み時間が決まっているので、その時間内に終わらせるよう、まずはストップウォッチなどで時間を計ってみましょう。
ただし、時間は過ぎてしまっても今はOK。
大切なのは、自分は何の学習にどれくらい時間がかかっているかを知ることです。

また、生活面でも時間を意識してみましょう。
普段の生活でやること(学校へ行く前の身支度や、お風呂など)もどれくらい時間がかかるかを自分で把握しておくと、あとあと計画が立てやすくなります。

このように生活や勉強にかかる時間を自分で把握していくことが、どう時間をやりくりしていこうかと考える材料になり、忙しくなる中学生から時間調整をして、学習に取り組む土台になるのです。