子どもの「やりたい!」を育てる関わりのコツ

スタイル共通

中学、高校、そして大学進学を検討する際も大切になってくる、お子さまの「やりたい!」という気持ち。これからの進学シーンでは、知識や思考力などと同様に、主体的に学ぶ意欲も求められます。
この主体的な意欲は、普段の興味が原動力。
そこで今回は、日常の中でお子さまの興味を育む、ちょっとした関わりのコツをご紹介します。

コツ1:基本は見守りで。困ったらどうしてほしいか子どもに聞く

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気持ちが向いていないときに声をかけられても、大人でもうるさく感じてしまうもの。
そこでお子さまが何かしようとするとき、先に手を出したりするのではなく、基本的にはお子さまに任せて見守るスタンスがよいでしょう。
とはいえ、困っている様子が見られたら「困っていることあるかな?」と声をかけていつでも助けになることは示してあげて。
主体的な意欲を尊重するためにも、どうしてほしいかはお子さまの判断を仰ぐようにするとよいでしょう。

コツ2:興味が広がる環境をさりげなくつくる

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お子さまが何かに興味をもち調べていたら、興味があることに関連する本や実物をさりげなく目につくところに置くなどしてみましょう。
興味が広がるきっかけになるような「こんなページがあったよ」と、さりげなく関連するリンクを送ってみるのもよいですね。ポイントはさりげなくすることです。

コツ3:難しい問題を解いていたら、取り組んで挑戦したこと自体をほめる

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問題を解いていると、ついできなかったことなど結果に目を向けて声をかけがちですが、
「こんな難しそうな問題も解いてみようと思ったんだ、すごいね!」など、取り組もうとした意欲を褒めるコミュニケーションをしましょう。
6年生くらいになると、自分のできないところを中心に他人と比較し、自分はできないなどと自己肯定感が低くなりがちです。こうしたちょっとしたほめ・がんばりの認めを口に出してきちんと伝えることで、安心して挑戦してみようと思える気持ちを支えます。

コツ4:テレビやニュースの話題を口にしてみる

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テレビやニュースを見た時、何が起きているか、どう感じたかなどをあえて口に出していく習慣をつけてみましょう。

高校入試で問われるような記述式問題に対応する力をつけるためには、
①情報をインプット
②情報をもとに考え
③文章で表すという3つの過程が必要です。
日頃からニュースなどをきっかけに話題を取り上げ、感じたことや考えなどを話すことが、お子さまの視点を広げ、世の中の物事に興味をもつよいきっかけになります。
以上は一例ですが、マネできそうなところは参考にしつつ、普段の生活で、お子さまが興味をもち、やってみたいことが増えていくような機会をつくってみましょう。