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先輩保護者に聴いてみました!「海外大に行きたい!」と自分から言う子は、どんな高校生だった?

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海外大進学も視野に入れるご家庭が増えているとはいえ、実際に海外大に進学する子って、いったいどんな子なのだろう?と思うこと、ありますよね。小さいころから英語が得意で・・・という「特別な子」と考えてしまいがちですが、本当のところはどうなのでしょうか?

そこで今回は、海外大に通うお子さまをお持ちの先輩保護者に、「親の目から見た」海外大生の実態を伺いました。中学~高校時代のお子さまがどのような子どもだったのかを語る率直なおうちの方の声からは、グローバルなチャレンジマインドを持つ子に育てるヒントが、きっと見えてきます。

 


Q. 中学校〜高校時代、お子さまはどんな子どもでしたか?

 

Kiyoka E.先輩
(カナダ・ダグラス大学〔Douglas College〕)のおうちのかた

とてもおおらかで、人と人の争いごとが起きないように、周囲をとても気遣う子でした。基本的には優しく人に好かれるタイプですが、その一方で人と同じことをするのが嫌い。というより、どちらかといえばそれ以上を求めるところも。そのため負けず嫌いで、自己実現のためには周りを気にせず突き進むタフな面もあります。

 

Hinano O.先輩
(アメリカ・デアンザカレッジ〔De Anza College〕)のおうちのかた

クールだけど面倒見がよく、人のために動く優しい子です。家族・友達想いで、本当に優しいんです。リーダーシップがあり、常に人より先を見ているような、大人びた子でもありました。なんでもそつなくこなすマルチ型ですが、感受性が強く繊細な一面もあります。

 

Hayate M.先輩
(アメリカ・ウェズリアン大学〔Wesleyan University〕)のおうちのかた

昔から縁の下の力持ち的な行動を好み、人のために何かをするのを厭わないタイプでした。また、たとえ一番になれないと分かっていても、最後まで一途に、一生懸命取り組む子でもあります。性格は温厚で思いやりがあり、感受性が強い子だと思います。親も含め、人に気遣いができるのは、人の話をよく聞き、人の行動をよく見て、感じ考えているからだと思います。ズボラな面もありますが・・・。

 

Natusmi T.先輩
(カナダ・ブリティッシュコロンビア大学〔The University of British Columbia〕)のおうちのかた

向上心があり、初対面の人でも、気軽に声をかけて仲良くなれます。しっかり者で、ONとOFFの切り替えがうまくできるようです。負けず嫌いではありますが、他人の良いところを見つけるのもうまいです。

 

Ryosei O.先輩
(アメリカ・スワースモア大学〔Swarthmore College〕)のおうちのかた

真面目で優しい性格で、周りから好かれるタイプですが、小さい頃はどちらかと言うと人前で話したり、目立ったりするのが苦手な子でした。中2の途中でトロントから帰国してからは学級委員長を務めたり、体育祭の応援団長をしたりと、リーダーシップをとる機会に恵まれました。

 


Q. 高校までのお子さまは、どんな勉強の仕方をしていましたか?

 

Kiyoka E.先輩

(カナダ・ダグラス大学〔Douglas College〕)のおうちのかた

中高生時代の勉強は完全に本人に任せ、進路の判断も含め、自分で考えさせていました。テスト前集中型ではありましたが、コツコツと行っている面もあり、普段から勉学に対しては避けることなくしっかり向き合って取り組んでいたと思います。順位を気にする性格だったから、というのもあるかもしれません。

 

Lilia T.先輩
(アメリカ・カリフォルニア州立大学〔California State University〕)のおうちのかた

毎日、部活動と通学に時間をとられていたこともあり、日々コツコツと勉強するタイプではありませんでした。でも、宿題は必ず提出期限を守り、通学の電車の中で勉強をするなど、本人は努力をしていたと思います。

 

Natusmi T.先輩
(カナダ・ブリティッシュコロンビア大学〔The University of British Columbia〕)のおうちのかた

勉強は家に持ち帰らず、学校や図書館で済ませてきていました。授業でわからなかったことは友達や先生に聞いて、その場で解決するスタイルにしていたようです。家はリラックスする場所、と決めていたのか、試験前に確認するぐらいで普段は家で勉強したことがありませんでした。また、私が海外好きだったこともあり、子どもにも小さいころからネイティブイングリッシュに触れる機会を作っていたので、本人は学校に来られるALTの先生がたと積極的に話していたようです。

 

Yuki H.先輩
(アメリカ・ブラウン大学〔Brown University〕)のおうちのかた

宿題は必ず期限内に提出し、わからないことは先生に聞くような子どもでした。テスト前には自分なりに計画表を作成。3週間ほど前からテストの範囲全般をさらいながら苦手な分野を把握し、テスト直前にその部分を反復するなど、コツコツ進めていました。

英語に関しては、幼稚園から英会話教室に通っていました。英語で映画をみたり、英単語のカードゲームで一緒に遊んだりしていました。

 

Hayate M.先輩
(アメリカ・ウェズリアン大学〔Wesleyan University〕)のおうちのかた

勉強への取り組み方は、コツコツ型だったと感じます。計画を立てるのも好きだったようで、試験前にはよく予定表が家に貼られていました。完遂できたのかは分かりませんが・・・(笑)。学習の内容については、学校の先生がたにお任せしていました。長年、書道を習っていたせいか、集中して「書く・描く」ことが好きで、学習においてもノートテイキングやまとめ方が上手く、学校の先生にも褒められていました。

 


Q. 小さなころはどんなカルチャーに触れていましたか?勉強以外でお子さまが好きだったことは?

 

Yuichi F.先輩
(アメリカ・ウィリアムズ大学〔Williams College〕)のおうちのかた

基本的には、学校から帰るといつもゲームばかりしていた記憶があります。中学の頃は卓球部だったのですが、高校から模擬国連部に入ったことが転機になったのではないでしょうか。部の活動で良い先生がたとの出会いがあったようで、そこから様々な本を借りてきて読んだり、学校外のプログラムに参加したりし始めました。

 

Ryosei O.先輩
(アメリカ・スワースモア大学〔Swarthmore College〕)のおうちのかた

スポーツが好きで、野球、アイスホッケー、スキーなどを楽しんでいました。アメリカのプロスポーツの試合を観るのも好きなようです。高校ではアイスホッケーのクラブチームに所属していたので、毎週練習に連れて行ったり、試合や大会では遠征試合に保護者もついていって観戦したりしていました。 

 

Kiyoka E.先輩
(カナダ・ダグラス大学〔Douglas College〕)のおうちのかた

中高ともに部活動には真剣に取り組んでいました。特に高校のダンスでは、全くの未経験からのスタートでしたので人一倍努力し、また集団生活の中での苦しみにも耐えながら、上のクラスのポジションを掴みとっていました。楽しかったからこそ乗り越えられた壁だったのではないかと思います。そのほかにも音楽やファッション、漫画やスポーツ観戦とあらゆることに興味を示し、様々なカルチャーを楽しんでいました。

 

Lilia T.先輩
(アメリカ・カリフォルニア州立大学〔California State University〕)のおうちのかた

音楽を聞くこと、海外ドラマを観ることが好きでした。海外ドラマは、私が観ていたアメリカのドラマを一緒に観るようになったのがきっかけです。韓流ドラマも観ていた影響で、中学生の時に1年間だけですが、一緒に韓国語を習ったこともあります。短い期間しか習えませんでしたが、留学してすぐに韓国人の友達ができたので、少しは役にたったのではないでしょうか。

 


Q. お子さまが海外進学を目指したのは、なぜだと思われますか?また、お子さまが「グローバル志向」になるために、ご家庭で行っていたことはありますか?

 

Lilia T.先輩

(アメリカ・カリフォルニア州立大学〔California State University〕)のおうちのかた

幼稚園で英語の授業があり、「英語が話せるようになりたい」と言ったので、1年間だけ英語の塾に通わせたことはあります。中学生になったころからは、車中で洋楽を流して、日常生活の中で英語を聞く機会をつくっていました。

 

Yuichi F.先輩
(アメリカ・ウィリアムズ大学〔Williams College〕)のおうちのかた

子どもが海外の大学に行きたいと言い出した時は正直驚きましたし、今でもなぜ海外の大学に行きたかったのかよくわかっていません。ただ、昔から洋画が好きで、ハリーポッターを何度も見ていた記憶があります。

 

Kiyoka E.先輩
(カナダ・ダグラス大学〔Douglas College〕)のおうちのかた

特に英語の勉強をさせていたということはありませんが、現代のグローバル社会の実態とそれに伴う英語の必要性について家庭内で話をすることは多かったです。また、目的もなく日本の4年生大学に進むことの無駄さについても子どもには伝えていましたので、グローバルな選択肢を増やしたうえで、子ども自身に進路を決めさせました。

 

Hayate M.先輩
(アメリカ・ウェズリアン大学〔Wesleyan University〕)のおうちのかた

私自身が高校時代に交換留学を経験していたこともあり、特に意図していたわけではありませんが、子どもとの自然の会話の中で、自分が留学で達成できたことや辛かったこと、お世話になったこと、また人種(考え方)の違いなどの話をしていたと思います。本人は学校の海外ステイプログラムを利用したり、家庭では留学生や外国の方のショートステイを受け入れたりしていました。

ただ、どちらかと言えば先陣を切るタイプではないと思っていたので、「やりたい事がある」と子どもから海外大進学志望を聞かされた時には、帰国生でもなく、通っていた高校でも前例がほぼなかったので、かなり驚きました。

 

Hinano O.先輩
(アメリカ・デアンザカレッジ〔De Anza College〕)のおうちのかた

父親に留学経験があったこと、祖父母に幼い頃から海外旅行に連れて行ってもらっていたこともあって、小学生ぐらいから英語や海外に興味を持ち、自分で英語を勉強していました。中学生の時に「英語を習いたい」と言ったので通わせました。その後、英語コースのある高校に入学し、英語は常にトップの成績を保っていました。

 


まとめ

 

海外大に通うお子さまを持つおうちの方の声、いかがでしたか?

一番近くでずっと見守り、支えてきた親目線で見た海外大生の姿は、想像とは少し違ったでしょうか?

ご紹介したように、海外大に進学したからといってみんなが同じタイプの子ではありません。決して最初からスーパーな子ばかりではなく、いわゆる、"一般的"な子である場合も多いようです。

 

ただ、おうちの方の声を通して、海外大進学を志すお子さまには

 ●人とコミュニケーションを取るのが好き
 ●相手のことを思いやれる
 ●向上心がある
 ●学校の勉強を大切にする
 ●興味がある活動には積極的に取り組む

といった傾向があるようだ、ということが見えてきます。

 

また、親子の関係も良好で、家族の時間を大切にしている家庭が多いというのもポイントかもしれません。

自分がやりたいことを、自分で選ぶことができる。どんな場所でも自分がやるべきことを理解し、自分を信じ、力を発揮できる。そんな子は、自然と広い視野で自分が進む道を選択できるようになるのかもしれませんね。

 


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