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いつ、いくらかかる? 大学進学で必要なお金の話

今回は、高校講座の保護者のかたにお伝えしている情報を、中高一貫生保護者のかたに、先取りの位置づけでご紹介します。

保護者としては、お子さまの成績と同じくらい、場合によってはそれ以上に気になるのが大学進学に必要なお金。「進学にかかるお金」といっても実際は必要なタイミングや、増えたり減ったりする理由は異なります。まずはわかりやすく整理しましょう。


大学進学に必要なお金は、大きく以下の3つに分けられます。


1)受験料

大学入学試験を受けるために必要なお金です。センター試験の受験料であれば3教科以上受験で1万8000円。国公立大の個別試験は2万円弱、私立大は3万~6万と、学部によっても差があります。
受験料は「何校受験するか」によって金額が変わります。一部の私立大では、センター試験利用方式を受験したり学内併願をしたりすることで、多少費用を抑えることができます。

2)学費

入学金や授業料、施設設備費など、大学に支払う納付金です。国公立大か私立大か、私立大の中でも文系か理系か医歯薬系かによって金額が大きく変わります。 特に理系、中でも医歯薬系統を志望する場合、国公立大と私立大の学費は大きく差があります。

3)生活費

入学後、卒業までに必要な費用です。特に自宅から出て暮らす自宅外生の場合、住居費や食費がかかることになりますので費用は大幅に増えます。また、自宅外生の中でも、大学の寮に住む場合とアパートなどに住む場合は金額に差が出ます。

上記のうち、特に金額的な差が出るのが、「2」の学費と「3」の生活費です。これは言い換えると、お子さまが「何を学びたいか」「どこで学びたいか」が金額としてあらわれたものといえます。
お子さまの夢が最優先ではありますが、ご家庭としてどこまでは許容できるのかはシビアに考える必要があります。高3の1学期までには、お金のことも含めてお子様と具体的な進学先について話し合っておくのがよいでしょう。

■大学別の学費、特に入学の際に必要になる「初年度納付金」をまとめた一覧はこちら http://manabi.benesse.ne.jp/nyushi/2017/nofukin/

■大学進学に必要なお金についてのさらに詳しい記事はこちら

https://manabi.benesse.ne.jp/parent/okane/

文:進研ゼミ高校講座入試担当 杉村

  
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