「進研ゼミ高校講座」で提供している情報を、中高一貫校生の保護者のかたに先取り情報としてお届けしております。
「個別進路アドバイス」の進路アドバイザーが高校生からよくうける相談についてお知らせするシリーズ。今回は「学部・学科の選択」についてです。
学びたいことは何となく決まったものの「似たような学部・学科がたくさんあって、どこが自分にとって一番いいのか選べない...」と、行きたい大学・学部・学科をどのように決めればよいのかわからないというお悩みの声が数多く寄せられます。
■複数の大学で「学べる内容」などを比較してみる
「○○を学びたい」と学問名が出てきたら、まずは複数の大学のホームページ・パンフレットで「学べる内容」、さらに専攻やコースの内容を調べ、比較検討してみましょう。同じ学科名でも大学によって学ぶことができる内容に違いがあります。実際先輩たちは比較検討する際に、カリキュラムを見比べたり、取得できる資格などを見比べたりしている人が多いようです。また大学職員の方は、「研究内容・指導体制・外国語教育・留学・学習環境・就職・奨学金」という7つの観点でチェックすることをお勧めしていますので、この7つの観点で比較してみるのも良いでしょう。
とは言え、比較してみたけれど、その違いが分かりづらいということもあるかもしれません。そのようなときには、その学科が何学部にあるのかを見ていくと方向性が見えてきます。学部とは同じ学問系統をまとめたもの、その学問系統一つ一つが、学科名に当たります。今は学科名だけでなく、学部名も様々です。その学問がどの学部に所属しているのか、その学部の概要を見ていくと、どのような学問系統からのアプローチなのかを知ることができますので、学部名も見ると良いでしょう。
■入試で必要な科目を選択しているかを必ず確認!
行きたい大学・学部・学科が決まったら、ホームページで入試科目を確認しましょう。そして文理選択の際には、入試で必要な科目を学ぶようにしましょう。独学で勉強することは不可能ではありませんが、相当な努力が必要となります。
お子さまが大学で学びたいことが学べるように、そして、そのための高校での文理選択・科目選択を間違えないように、どのような観点で大学を調べればよいのか、ぜひお子さまにアドバイスしてあげてください。
文:進研ゼミ高校講座 進路アドバイザー
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