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【「ゼミ」の進路相談室から】「ゼミ」だけで志望大に合格できる?

「進研ゼミ高校講座」で提供している情報を、中高一貫校生保護者のかたに先取り情報としてお届けしております。


「個別進路アドバイス」の進路アドバイザーが高校生からよくうける相談についてお知らせするシリーズ。今回は、「ゼミ」だけで志望大に合格できる?というテーマについて、どう考えたらよいかお答えします。

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新年度はお子さまの学習意欲が最もアップする時期。一方で、このまま「ゼミ」で頑張れるか、塾に行った方がよいか悩む声も寄せられます。

■自分に合った学習法でこそ力が伸びる

「ゼミ」"一本"で合格、と考えた場合、実際のところ「ゼミ」だけで合格する人はそう多いわけではありません。ほとんどのかたは「ゼミ」の他に学校のサポート、市販問題集をうまく活用・併用して志望大に合格しています。では、「塾に行かなくても大学受験を突破できるのか?」と言えば、答えは「YES」です。毎年、春は多数の合格の喜びの声が「ゼミ」に寄せられますが、『学校の課題をこなしながら、学習ペースを保つために「ゼミ」を活用(大阪大・外国語学部の先輩)』『最優先科目だった英語は市販問題集と「ゼミ」の両方を繰り返し解いた(名古屋大・工学部の先輩)』といった声をいただきます。

「ゼミ」でも塾でも、自分に合った学習法で志望大に必要な学力をつけられた人が、大学入試で合格する、ということです。塾に通うだけで絶対に大学に合格できるという保証はありません。「ゼミ」についても同じです。

高校入試やこれまでの定期テストにおいて、今までどのように勉強してきたか、またどんなときに学力の伸びを感じられたか、ぜひお子さまと一緒に振り返ってみてください。自分のペースで苦手をつぶしていくスタイル、ある程度先生などに学習ペースを決めてもらい、それにあわせて取り組んでいくスタイルなど、伸びる方法は人により様々です。自分の得意な学習スタイルを認識することで、今後どのように入試対策に取り組めば力をつけていけるか、見えてくるのではないでしょうか。

■学習法の模索が後々の実力アップにつながる

とはいえ、新学期が始まって約1か月。自分に合う学習法はコレ!と把握していないこともあるかもしれません。そこでぜひ取り組んでいただきたいのが、学習法のトライ&エラー。つまり、様々な学習法を試すことです。

「ゼミ」といえば、机に向かって紙教材を解くというスタイルを思い浮かべるかたも多いかと思いますが、実は多様な学習スタイルを用意しています。一例をご紹介しますと、教材でわからないところがあったときのサポートとなる「映像講義」、解説を読んでもわからないときにより詳しい説明がもらえる「教科質問サービス」、スキマ時間で暗記ができるスマホアプリなど、動画やデジタルツール、専門アドバイザーによる相談サービスがあります。様々な学習ツールをトライ&エラーすることで、自分に合った方法が少しずつ見えてくると思います。

自分なりの学習法を確立することで、受験直前期の伸びにつながりますので、新学期間もない今こそ、「できそう!伸びそう!」と感じられる学習法をぜひ探してみてください。一方、部活等で多忙な場合、お子さまが「ゼミ」サービスを知らないこともあるかもしれません。ぜひ、保護者のかたも教材・サービスを知っていただき、困ったときに「これ使ったら?」という提案をしていただけますと幸いです。

文:進研ゼミ高校講座 進路アドバイザー 亀山

■大学入試の情報収集は「Benesse マナビジョン」もご活用ください。
「2020年大学入試改革特集」
https://manabi.benesse.ne.jp/nyushi/special/


『保護者通信Web中高一貫講座では、7月20日から「個別進路アドバイス」を期間限定で受け付けます。進路の専門家にWebで相談したいことがあるかたは、ぜひこの機会にご相談ください。 
詳しくは、次回の更新(6月末を予定)でご案内します。

  
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