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中高一貫保護者のお悩み解消ブログ 第6回

中高一貫校生の保護者のみなさま、こんにちは。

進研ゼミ「中学講座中高一貫」、「難関私立中高一貫講座」の担当Sです。このブログでは、毎回、リアル中高一貫校生保護者(父)として、中高一貫校の実態に迫り、中高一貫校に通わせる保護者としての悩みを、みなさまと一緒に解決できればと思います。

第6回の今回は期末テストに向けての不安、お悩み解消法を取り上げます。

中間テストが終わったと思ったら、もう期末テスト!? 期末テストは実技教科の筆記試験もあり、中間テストに比べて教科数が倍くらいとなり、短期間で多くの教科のテスト勉強をしなければならなくなります。中間テストがうまくいってもいかなくても、大丈夫かしら...と心配される方も多いはずです。特に、中1生にとっては初めての期末テストになります。ここで力を発揮でき、いい夏休みのスタートが切れたらと願っている保護者のみなさまも多いと思います。

【414-1090J】勉強中の女子学生2.jpg

私のまわりの保護者の方々から、期末テストに関して、次のような不安、悩みを数多く聞きました。

期末テストに向けて、保護者ができることは何かないでしょうか?

保護者のみなさまは、子どもを見守っていたい、でも何かできることがあれば...そんなお気持ちかもしれませんね。


こちらの悩みに対して、今回は、数学編集担当者Aに、保護者のみなさまへのアドバイスを聞いてきいたところ、

「数学がニガテになりやすいお子さまは多いです。お子さまが自分では見つけられない弱点に保護者のみなさまがそっと手を差し出す方法がありますよ。」

とのことでした。

お子さまの状況に応じた、対応例を聞いてまいりましたので、紹介致します。

■計算ミス、ケアレスミスの多いお子さま

・計算の途中式をきちんと書いているか、見直しをしているかどうかを確認してみるといいと思います。ふだんから途中式、見直しの習慣を付けておくことで、テスト本番での見直しがケアレスミスを防いだり、時間がなく焦っているときでも、落ち着いて見直しができるようになると思います。

■問題を解いた後の答え合わせで、勢いで〇をつけているお子さま

・たとえば、―(マイナス)の符号を見落として、間違っているのに〇をつけている可能性もあります。解き方を勘違いしたままでは、せっかく勉強していても本番で得点につながりませんから。

■間違えた問題の解き直しをすぐにしてしまうお子さま

・解き直しをすること自体は、とても良いことです。ただ、問題を解いた直後に、間違えた問題を解き直しして正解できた場合、理解できたわけではなく、何となく記憶に残っているからかもしれません。すぐに解き直しをしているかどうかを確認の上、「ちょっと時間がたってから解き直しするといいよ」と声をかけるのがいいと思います。

■マイペースで勉強しているお子さま

・期末テストは、教科数も増え、中間テストと同じペースでやっていたら、テスト範囲の最後まで十分に手が回らなかったということもよくあります。また、テスト範囲が広く、問題数が多いこともあります。そんな期末テストでは、暗記でいっぱいいっぱいになり、演習がなおざりになりがちです。数学の演習時間を確保するために、問題数から1問にかけられる時間を考えて、逆算して取り組むようにアドバイスするのがいいと思います。


お子さまへの声をかけるきっかけですが、いきなりアドバイスから入ると、抵抗を感じてしまうかもしれません。

そこで、「テスト範囲は発表されたの?」とか「保護者ブログに数学の勉強のコツが載っていたんだけど...」といった声かけにより、スムーズなコミュニケーションができるかもしれません。

私もリビング学習をしている娘をのぞいてみて、ちょっと疲れていたり、集中力が切れているな、と感じたときに声をかけてみようと思います。


次回は、6月30日アップ予定で、「部活動のお悩み解消法」をテーマとして、取り上げる予定です。

このブログでは、中学1年生のことに限らず、今後、中高一貫校の中学2年生や中学3年生の保護者のみなさまが悩んだり困ったりすることにも焦点を当てていきます。悩みを解消するためにはどうしたらよいのかを、いろいろな方々に取材して、考えていければと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

  
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