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中高一貫保護者のお悩み解消ブログ 第5回

中高一貫校生の保護者のみなさま、こんにちは。

進研ゼミ「中学講座中高一貫」、「難関私立中高一貫講座」の担当Sです。このブログでは、毎回、リアル中高一貫校生保護者(父)として、中高一貫校の実態に迫り、中高一貫校に通わせる保護者としての悩みを、みなさまと一緒に解決できればと思います。

第5回目の今回は、「中だるみについての不安・お悩み解消法」を取り上げます。

中間テストや期末テスト前には、部活動が1週間程度お休みにもなり、テスト勉強する環境が整います。普段あまり勉強しないお子さまもテストに向けて力を入れている様子がうかがえる時期です。しかし、テストが終わると、部活動も始まり、勉強から遠のいてしまうお子さまも多いようです。

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私のまわりの保護者の方々から、定期テスト後のお子さまの状況に関して、次のような不安、悩みを数多く聞きました。

「定期テスト後の中だるみについて、保護者から何かできることはないでしょうか?」


こちらの悩みに対して、中高一貫の中学校の先生から次のようなアドバイスをいただきました。

「小学生なら100点を取れていたお子さまが多いと思います。しかし、中2、中3となると、授業の進度も速くなります。学校によっては、高校範囲が扱われることもあります。そのため思うように点が取れなくなっているお子さまも多いはずです。お子さまの状況に合わせて、『次は5点UP目指そう!』と一緒に目標を決めて勉強のモチベーションを維持させることが大切だと思います。」

また、具体的に目標を持たせることが大事であるというアドバイスもいただきました。

「お子さまもやらなきゃいけないとは思っていても、テストも終わったばかりで、具体的な目標がないんですよね。英検や数検など、学校外の検定受検を勧めている学校も多いと思います。お子さまの興味に合わせて、検定を目指すことで長期的に勉強を続けていく目的意識が持てて、自信につながったりすることもあります。また、小テストを日々やっている学校も多いはずです。日々のがんばる姿勢や結果を認めてあげることも、モチベーションを維持していくうえでとても大切です。」

お子さま自ら目標を持てるように手助けし、日々の学習状況においても「認めて、ほめる」ことが大切なようです。


先輩保護者の方々からも次のアドバイスをいただきました。

「学校でも指導されているかもしれませんが、間違えた箇所を確認して、解き直しするように伝えていました。解き直しで正解できれば、たとえば『次回はミスしないようにがんばろうね!』と声をかけることで、勉強へのモチベーションが維持できていると感じました」(Aさん)

「娘が通う学校では、定期テスト後に、テスト結果が良くなかった生徒向けに特別授業を実施してくれています。いつもの授業よりもわかりやすいらしく、ほったらかしにせずに、家でも復習しているようです。娘はリビングで学習しているので、『がんばっているね!』と時々ひと言をかける程度にしていますが、娘も『次回はがんばるね!』と言ってくれます」(Yさん)


テスト後に限らず、お子さまが保護者の皆さまからの声かけを求めているサインを見逃さないことが大切なようです。

自らの意思で勉強に取り組む子どものほうが成績が伸びるという調査結果もあるようです。お子さまが力を発揮できるように、保護者の方々は、勉強を強要するのではなく、学習(生活)サポーターとして接するのが良いのではないでしょうか。

私自身、先生、先輩保護者のご意見を参考に、子どもに合った声かけを実践しながら探してみようと思います。


次回は、6月9日アップ予定で、「期末テストに向けての不安・お悩み解消法」をテーマとして、具体的に教科の勉強法を取り上げる予定です。

このブログでは、保護者のみなさまが悩んだり困ったりすることに焦点を当てていきます。悩みを解消するためにはどうしたらよいのかを、いろいろな方々に取材して、考えていければと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

  
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