中高一貫校生の保護者のみなさま、こんにちは。
進研ゼミ「中学講座中高一貫」、「難関私立中高一貫講座」の担当Sです。このブログでは、毎回、リアル中高一貫校生保護者(父)として、中高一貫校の実態に迫り、中高一貫校に通わせる保護者としての悩みを、みなさまと一緒に解決できればと思います。
第4回目の今回は、「中間テスト対策についての不安・お悩み解消法」を取り上げます。
中学生になると、小学生のときまではなかった、中間テストや期末テストといった定期テストがあります。中学1年生にとっては、最初の定期テストが、1学期の中間テストになる学校が多いでしょう。保護者の方々もがんばってほしい、うまくいってほしいと、そんな気持ちが強いと思います。そこで、現在、中2、中3の保護者のみなさまにもご参考になる話ができればと思います。
私のまわりの保護者の方々から、定期テストに関して、次のような不安、悩みが多いと聞きました。
「定期テストに向けてがんばっている子どもに対して、保護者はどのように関わったらいいのでしょうか?」
中高一貫の中学校の先生から次のようなアドバイスをいただきました。
「定期テスト前に目標を書かせている学校も多いと思いますが、保護者のみなさまからも、今度のテストは何をがんばりたいか(目標)というお子さまの思いをきちんと聞き出すことがいちばん大切だと思います。自分の目標を聞いてもらったことで、お子さまのやる気に火がつきやすいからです。」
また、テスト後の関わり方についてもアドバイスをいただきました。
「学習した結果、目標が達成できたり、テスト結果にお子さまが満足する得点を取れていたら、大いにほめてあげればいいと思います。次の励みになります。また、テストの結果に関係なく、テスト前に、いつもより少しでも多く学習している様子がうかがえたら、そのことをほめてあげることも大切です。」
お子さまの「がんばりに対して、ほめること」が大切なようですね。
先輩保護者の方々からも次のアドバイスをいただきました。
「私は、勉強している姿を見たら、そのたびに『よくやっているね』とこまめに言葉をかけるようにしていました。反抗期の息子は、はにかみながらも少しうれしいらしく、テスト勉強に打ち込んでいるようでした。」(Sさん)
「娘が一番反発したのは、私が『中学のときに自分のほうがもっとたくさんテスト勉強していたよ』と言ったときでした。その反省を踏まえて、口出ししたい気持ちを抑えて、何もしていないときは口出しせず、自主的に勉強に取り組んでいるときにほめるようにしたら、より勉強するようになっていました。」(Kさん)
今回はテスト勉強について、お子さまのがんばりを認め、応援してあげることが重要だとアドバイスいただきました。マラソンにたとえると、中学入試では、お子さまに深く寄り添う伴走者となっていらっしゃった方が多いかもしれません。しかし、中学生になったら、一歩距離を置き、給水所などのポイントポイントで見守り、応援するのがお子さまの成長支援につながる、と気持ちを切り替えることが大切のようです。
次回は、5月26日アップで、「中だるみについての不安、お悩み解消法」をテーマとして取り上げる予定です。
このブログでは、中学1年生のことに限らず、今後、中高一貫校の中学2年生や中学3年生の保護者のみなさまが悩んだり困ったりすることにも焦点を当てていきます。悩みを解消するためにはどうしたらよいのかを、いろいろな方々に取材して、考えていければと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。