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【体験談】親の目から見た 国内大にはない、海外大の魅力5選

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「我が子を海外で学ばせる!」と決断し、送り出した先輩保護者の皆さん。未成年のお子さまを1人で海外に旅立たせるのは、親としても大きな覚悟が必要であることは想像に難くありません。それも、ここ数年はコロナ禍で先の見えない激動の状況の中で、不安や心配は尽きなかったはず。それでも海外にお子さまを送り出した保護者の方々は、お子さまが海外大で学ぶことのメリットをどう捉えていたのでしょうか?親の目から見た海外大の魅力を伺ってきました。

魅力①
多様性を受け入れられる人間性が育まれる

海外の大学には、世界各国からの留学生が集まっています。様々な背景や文化を持つ学生たちと寮で共同生活を送ることも少なくありません。グローバルな環境の中で、英語という共通言語でそれぞれを理解しあい多様な価値観を受け入れる経験は、日本にいてはやはり難しいという意見が多く見られました。日本を外から見る、という経験こそが、真のグローバル化につながると捉えている方もいらっしゃいます。

■Hayate M. 先輩(アメリカ・ウェズリアン大学〔Wesleyan University〕)のおうちの方■

実際に4年間、海外の大学で学び生活する中で、多様性を認め、また自分もその多様性の一部として享受されていることに対する謙虚さを学ぶことができるのは、大きな魅力だと思います。慣れない外国の地で困難にぶつかった際に、プライドを捨て周囲の人に指示や助けを仰げる謙虚さ。また、今まで自分が置かれていた恵まれた環境により意識的になり、自分が助けられた時に感謝の意をその場で伝えられること、自分も周りのために何かできないかと考えられる感受性の強さ。そうしたものを養うことができると思います。
授業で得られる知識や言語といった学びも海外進学の魅力ではありますが、礼儀やマナーなど外国に「行ったからこそ」の教養としての学びも、魅力であると感じています。



魅力②
本当にやりたいことを見つけられる環境がある

日本の大学の多くは、理系・文系と分かれた学部の1つを選んで受験します。高校生のうちから、自分が本当に学びたいことを決め切るのはなかなか難しいもの。海外大学、とくにアメリカのリベラルアーツ大学のような、学部を特定せず、学際的な学びができる環境が合っているお子さまもいらっしゃいます。

■Saki N. 先輩(アメリカ・デポー大学〔DePauw University〕)のおうちの方■

アメリカの大学は学部を特定しなくても入学できます。娘は入学前、文化人類学と音楽を少し学ぼうと考えていました。しかし2年生になってからは、文化人類学を英文学に変更しようと思っているそうです。また、ピアノは副専攻から専攻に変更しました。いずれも、英文学や音楽の教授との良い出会いがあり、それが大きなきっかけとなったようです。

娘にとっては、リベラルアーツ大学の良さである教授と生徒の近さが上手く作用しました。教授とじっくり話ができて、やりたいことを応援してもらえる環境があるのは、非常に良かったと思っています。



魅力③
膨大な時間を学習に費やすことで、様々な力が養われる

海外大で学ぶお子さまを見守る保護者の皆さんは、口を揃えて「とにかくよく勉強をする」とおっしゃいます。海外の大学では膨大な課題が毎日あり、小テストなども頻繁に行われるのが一般的。日本の大学生からはなかなか考えられないほどの学習量が求められることで、読んだり話したりする英語力や考える力などの表面的な力はもちろん、今どこに力を入れるべきかを見極めるといったような社会に出ても役立つ力が育まれます。睡眠時間を削ってまで猛勉強した経験自体が、人生の中で宝物と考える保護者の方もいらっしゃいます。

■Kei T. 先輩(カナダ・トロント大学〔University of Toronto〕)のおうちの方■

海外大はとにかく課題が多く、日本の学生のように遊んでいる暇はない。そこでは優先順位をつけて、集中と選択をする力を養うことが重要。それこそが、社会に出てから最も必要なスキル・習慣となる。また、文化や習慣の違うところから学生が集まっているので、違いを受け入れ、人としての本質的な部分で付き合う術を身に着けることができることも、海外で学生生活を送るうえでのメリットであると考えられる。また、専攻科目を一つに絞らず、ダブルメイジャーも可能という点で、将来の選択肢をより幅広くできるというメリットは大きいだろう。



魅力④
親子のコミュニケーションが促進される

子どもが大学生ともなると、親子のコミュニケーションが希薄になるご家庭も多いもの。国内で一人暮らしをさせている我が子からの連絡がほとんどなく、だからといってそこまで頻繁に連絡するのも...とやきもきしている保護者の方も少なくありません。思い切って海外に行かせた方が、親子の絆が深くなることもあるようです。

■Mei T. 先輩(アメリカ・ニューヨーク大学〔New York University, NYU〕)のおうちの方■

もし娘が日本国内の大学にいっていたら、きっと友達との関わりやバイト、学校の授業に忙しくて、私はほとんど相手にされなかったのではないかと思います。しかし娘はアメリカの大学に進学。渡米前に「まめに連絡とろう」と約束しあったおかげか、今は2週間に1度くらい、長電話をしていろいろなことを話しています。留学前の悩み、行ってからの悩み、は、同年代の日本の友達とはシェアできない(わからない)と思うので、それはそれでよかったかな、と思っています。



魅力⑤
問題解決能力が向上し、自立できる

異国の地で、たった一人で生活していくことは、やはりとてもタフなこと。高校まで親元で暮らし、安心感を得ていた子どもたちにとっては、楽しくも厳しい環境であることは間違いありません。自分の心と身体の健康を維持しつつ、困難なことがあっても主体的に考え、行動していく経験は、大きな自信につながります。

■Yuji F. 先輩(アメリカ・ワシントン大学〔University of Washington〕)のおうちの方■

海外での生活は、全部1人で解決しなくてはなりません。おかげで、家では何もしなかった息子が、なんでもできるようになりました。学校でわからないことがあれば先生やアドバイザーに聞いて解決していますし、スーパーや薬局などでは店員や薬剤師にも相談しているようです。銀行の煩雑な手続きまで、本当になにもかも自分でこなせるようになりました。勉強もそれほど好きではなかったのに、毎日課題をしっかりこなしている姿を遠くからでも感じられると嬉しくなります。



まとめ

新型コロナによって数年間続いた混乱に光が差し始め、落ち着きを取り戻しつつある世界は、まさに夜明けを迎えた、という雰囲気になっています。海外留学を取り巻く環境も、ほぼ正常化されてきています。

激動の時代に直面し、乗り越えた社会は、様々なことが大きく変わりました。著しい技術の進歩も後押しとなって、今後はいっそうグローバル化に拍車がかかるでしょう。そうした未来を生き抜いていくお子さまにとって、最もあっている道とは?それは、もしかしたら海外にあるかもしれません。ぜひ広い視野で、お子さまの進路を考えてみてはいかがでしょうか。


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取材・文:海外進学・留学ラボ編集部

  
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