地球で一番寒い場所、南極。
澄んだ空気に映る蜃気楼、
大気を舞う氷の結晶に太陽光が反射してできる太陽柱、
そして日本では限られた場所からしか
見ることのできない、
南十字星をはじめとする満天の星。
まさに癒しを追求した大人のための
ヒーリングプラネタリウムです。
ナレーションは人気女優の
多部未華子さんが担当します。
1.青い…どこまでも突き抜けていくような、神秘なんて言葉では言い表せないような、透明な、青の世界が広がる…不思議な形の湖底が広がっている。誰もいない青の世界…
2.雲が流れていく…この空は世界中と繋がっている。どこまでも…どこまでも。南極大陸。生まれたままの地球が、そのまま残っている場所…この大陸は世界７大陸の中で住む人もいなく、どこの国にも属していない、唯一の場所。
3.そのままの地球がここにはある。初めましての場所なのに、なんだか懐かしいような、不思議な感覚に包まれる。
4.あれは「サンピラー」。天使を地上に迎えいれるかのように、光の柱が地上から、空へと伸びている…カラフルに彩られた雲、「彩雲」。まるで雲が虹を抱きしめているかのよう…風景が何重にも重なって見える不思議な現象、「蜃気楼」。夢と現実との境界がわからなくなりそう…
5.そして、夏には、動物たちも姿を見せてくれます。 ペンギンやアザラシ。南極で出会う動物たちは、人への警戒心がなく、愛らしい姿を自然のままに見せてくれます。同じ瞬間に、世界のどこかでも、空を見上げ、大切な「誰か」を想っている人がいるのだろうか…
6.そして、南極大陸は星に包まれます…美しい星々に心が満たされ、そして、解放されていく…南十字星です。見た人に、幸運をもたらすと言われている星座。船乗りは迷子にならないように、航海の目印にしていたそうです。
7.南極の基地にいる人たちは、極夜の時期、太陽がひと月以上も昇らない上に、厳しい寒さと、吹き荒れる猛吹雪で、外に出られず、ナーバスになってしまうことがあるそうです。
8.そんな中、南半球の冬至にあたる時期に、南極にある世界各国の基地が同時に開催する「ミッドウインターフェスティバル」、というお祭りがあります。人の心が通じ合う…神秘の世界にピッタリな素敵なお祭りです。
9.そして、夜空でも神様たちがお祭りをしているようです。天空で織り成す光のハーモニー。オーロラです。太陽が昇らない時期だからこそ、神様が、地上に生きるものたちに、美しいオーロラをプレゼントしてくれるのかもしれませんね。
10.氷と、生まれたままの地球が残った南極大陸。冷たく、凍えるような空気、そして、神秘的で静寂に包まれた場所。南極はどこの国にも属していない、唯一の場所。南の果ての素敵な場所、南極…神秘の世界にも、やがて、朝がやってきます。
