努力賞募金で、病気の子どもたちの学習支援を実施しました!
ベネッセコーポレーションでは、東日本大震災直後、進研ゼミ編集部に届いた「今の自分にできる支援がないか」という会員の皆さんの声から、2012年度より「努力賞募金」制度をスタートしました。
2019年度の活動として、「公益財団法人ベネッセこども基金」を通じて、重い病気を抱える子どもたちの学びの環境づくりを支援する「認定NPO法人ラ・ファミリエ」に、進研ゼミ会員の皆さんの想いを届けました。
病気を抱え、入院や治療のため外出が制限されたり、長い間学校に通えない子どもたちがたくさんいます。復学しても学習に遅れがでてしまうことも多くあります。進研ゼミ会員の皆さんの想いは、そうした病気の子どもたちの学習環境づくりにつながりました。
今後も、学びへのサポートを必要としている全国の子どもたちに支援を届けていきます。
▲タブレットでの遠隔支援
▲愛媛大学医学部附属病院の病室での対面支援
INTERVEW(インタビュー)
お話:西 朋子さん(認定NPO法人ラ・ファミリエ 理事 ジョブサロンマネージャー)
愛媛県内では院内学級のある病院が4つしかなく、自宅で療養中の場合は学ぶ機会が限られ、復学できても学習についていけずに、不登校になってしまう場合もあります。文部科学省の統計では、長期欠席の子どもの約2割が病気がきっかけなのです。また、愛媛県は東西に長く、遠隔地に訪問して学習支援を実施することがとても難しいです。病気を抱えていても学びたい気持ちは皆さんと変わりません。県内に院内学級がない高校生には授業の進度に合わせた学習、高校受験を控えた中学生には受験に対応した学習など、個別のサポートをしています。皆さんからの募金は、大学生ボランティアによる対面での学習支援と、タブレット端末などを使った遠隔での活動に使わせていただきました。皆さんと同じように頑張る中高生に向けての温かい応援、ありがとうございます。
各講座で募金いただいた金額
- 小学講座:470,200円
- 中学講座:658,024円
- 高校講座:428,529円
- 募金総額:1,556,753円
※2019年10月末日現在の金額です。
※努力賞募金は、提出課題を提出いただくと得られる「努力賞ポイント」を使って、進研ゼミ会員の皆さんが全国の同年代の仲間たちを応援できる制度です。
(写真提供/認定NPO法人ラ・ファミリエ)