努力賞募金で、病気の子どもたちが学べる場所づくりを応援しました!
ベネッセコーポレーションでは、東日本大震災直後、進研ゼミ編集部に届いた「今の自分にできる支援がないか」という会員の声から2012年度より「努力賞募金」制度をスタートしました。
「努力賞募金」は進研ゼミで勉強して課題を出すことで得られる「努力賞ポイント」を、会員が"チャリティーコース"として申し込む募金です。 現在は、さまざまな課題を抱えて暮らす同じ年代の仲間たちを支援したいという思いと共に会員から届いたポイントを、進研ゼミが公益財団法人ベネッセこども基金を通じて支援の形にして、さまざざまな課題を抱える全国の子どもたちに届ける形で活動を継続しています。
●公益財団法人ベネッセこども基金:https://benesse-kodomokikin.or.jp/
2018年度の活動では、重い病気を抱える子どもたちの学びの環境づくりを支援するNPO法人チャイルド・ケモ・ハウスに、進研ゼミ会員の皆さんの想いを届けました。
NPO法人チャイルド・ケモ・ハウスは、小児がんをはじめとした医療的なケアが必要な子どもとその家族のための施設です。病院と家の中間的な役割をにない、医師や看護師・ボランティアなどのスタッフが待機するなか、きょうだいや家族も一緒に、安心して過ごせる場所づくりに取り組んでいます。
チャイルド・ケモ・ハウスで過ごしている子どもたちは、病気を抱え、入院や治療のため外出が制限されたり、長い間学校に通えないこともあります。そのため、スタッフのみなさんは、施設のなかで、子どもたちが勉強したり、お友達と遊んだりする時間や場所をつくる取り組みをしたいと考えていました。
そこに進研ゼミ会員のみなさんの想いが届いたことで、チャイルド・ケモ・ハウスでは、病気の子どもたちの学びや遊びの環境づくりに取り組むことができました。写真はその例です。
今後も、学びへのサポートを必要としている全国の子どもたちに支援を届けていきます。
▲難病を経験した社会人の先輩たちといっしょに"進学"や"仕事"など自分の将来について考えるイベント
▲幼稚園に通えない子どものための「チャイルド・ケモ・ハウス幼稚園」
【インタビュー:家のような環境で治療を受けることができる施設を】
(お話:NPO法人チャイルド・ケモ・ハウス 事務局長 楠木 重範さん)
チャイルド・ケモ・ハウスとは、「がんになっても笑顔で育つ!」をスローガンに掲げた、日本で初めての家族滞在型療養施設です。小児がんになると、通常半年~1年の治療期間を要し、窮屈な環境でくらしたり、感染リスクがあるためにきょうだいとも会えず、家族がばらばらの生活を送ることを余儀なくされます。小児がんは1万人に1人くらいの割合で誰もがかかる可能性がある病気 です。たまたま病気になっただけで、治療は必要ですが、可能な限り、家族といっしょに過ごし、遊んだり学んだりしてほしい。そんな想いでサポートに取り組んでいます。みなさんが仲間たちのために届けてくれた応援の募金は大切に使わせていただきます。本当にありがとうございました。そして、仲間を思いやるすてきな気持ちを大人になっても持ち続けてくれたらとてもうれしいです。
NPO法人チャイルド・ケモ・ハウス:http://kemohouse.jp/
【2018年度 各講座で募金いただいた金額】
たくさんのあたたかいご支援をありがとうございました。
〇小学講座:595,000円
〇中学講座:529,208円
〇高校講座:529,789円
〇募金総額:1,653,997円
※2019年1月末日現在までの金額です。
(写真提供/NPO法人チャイルド・ケモ・ハウス)