<高学年>計算のつまずきポイントとその解消法

5・6年生では、分数や小数の計算を苦手と感じるお子さまも多い様子です。そのつまずきやすいポイントと解消法をご紹介します。

5年生のつまずきポイント  

小数のわり算

 小数のわり算は、小学校算数の最大の難関ともいえるほどつまずくお子さまの多い単元です。特にまちがえやすいのが小数点をうつ位置。そのパターンは主に以下の3つに分けられます。

① わる数を整数に直したとき、それに合わせてわられる数の小数点の位置を動かすのを忘れてしまう
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② 商の小数点を、もとの小数点の位置にうってしまう
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③ あまりがある場合、あまりの小数点はもとの小数点の位置にうたなければならないのに、まちがえて動かした小数点の位置にうってしまう

<商を1/10の位まで求め、あまりも出す問題の場合>
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 このようなまちがいを防ぐには、商とあまりの小数点のうち方は違うこと、小数点のうち方を正しく覚えることが大切です。
 また、お子さまがしがちなまちがいのパターンはたいてい決まっているものです。まずは、答え合わせのとき、書き写して終わりにするのではなく、解答と自分の答えとをよく見比べて、自分はどこの部分でまちがえていたのかを把握し、次からその部分を特に気をつけて計算するよう導いていきましょう。まちがえやすいポイントをしっかり意識できるよう、お子さまと一緒にそのポイントを紙に書き出し、貼っておくなどするのもよいですね。

解消法
・商とあまりの小数点のうち方を正しく覚える。
・自分のまちがいのパターンを意識して、特に気をつけて計算する。

6年生のつまずきポイント

分数の約分を忘れる

 分数の計算でいちばん多いミスは、約分のし忘れです。これを防ぐには、最初から大きい数でわろうとせずに小さい数でわっていくこと。特におすすめなのが、「2」「3」「5」「7」など小さい素数でわれないか確認することです。偶数ならすぐに「2でわれないか」と考えてみるとよいですね。

解消法

・「2」「3」「5」「7」などの小さい素数でわれないか、確認するクセをつける

 5・6年生ともなるとおうちのかたの手を離れ、お子さまがひとりで計算練習に取り組むこともあるでしょう。テストをきっかけに計算のポイントを伝えてみるなど、機会を見つけてさりげなくサポートしていくことをおすすめします。