<中学年>計算のつまずきポイントとその解消法

わり算や大きな数のかけ算など、計算もぐっと複雑になる3・4年生。そのつまずきやすいポイントと解消法をご紹介します。

3年生のつまずきポイント その1
あまりのあるわり算

 はじめはすいすいと計算できていたわり算も、あまりのあるわり算になるとつまずくお子さまが多い様子です。よくあるミスのパターンは主に以下の2つです。

①  わり算の商が大きすぎる
例:15÷4のとき、わる数の4の段で、わられる数の「15」に近い数を探して「16」と思い込んでしまい、4あまり1と答えてしまう

②  あまりがわる数より大きくなる

 お子さまによってミスのパターンはたいてい決まっているため、そのパターンを自ら意識させ、重点的にチェックするよう習慣づけしていくのがおすすめです。あわせて、答えを出したらすぐにたしかめの式でわられる数になるか、あまりはわる数より小さくなっているか、の2点をチェックする習慣もつけておきましょう。

解消法
・自分のミスのパターンを意識し、そこに気をつけて計算をする
・答えを出したらたしかめの式でわられる数になるか、あまりはわる数より小さくなっているか、チェックする習慣をつける

3年生のつまずきポイント その2

かけ算のひっ算

 かけ算のひっ算でよくあるのが、計算の途中のかけ算やたし算で、くり上がりを忘れるミスです。ましてや「2桁×2桁」「3桁×3桁」など桁数が増えるとかけ算の工程も増え、ますますミスが出やすくなります。
 このようなミスを防ぐには、まず「位をそろえて書く」というひっ算の基本を守ることです。そのうえで、くり上げた数をメモして計算する習慣をつけていきましょう。
 また、多くの子供たちがつまずくのが「『0』のある計算」です。
 これは、これまで「3×0=0」のような計算をしてきた経験から、「『0』はないもの」と思い込んでいるのが原因です。そのため、例えば「205×3」を「0」の計算をしないで「75」などと答えてしまうのです。
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 これを防ぐには、答えを見積もることが大切です。実際に計算する前に、概算で「205×3の計算は、205をだいたい200と考えると、200×3で答えは600くらいかな」などと、答えの大きさを見積もっておくのです。見積もった数と比べることで、大きなミスを防ぐことができます。

解消法
「途中のくり上がりを忘れる」場合は、
・位をそろえて書く
・くり上げた数をメモする

「『0』のある計算をまちがえる」場合は、
・答えの大きさを見積もる

4年生のつまずきポイント 

わり算のひっ算

 わり算のひっ算で特にミスしやすいのが、商を立てようとしてかけ算とひき算とを使う過程です。例えば、「76÷37」のような2桁どうしのわり算では、以下のようなミスが起きがちです。
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 このように、頭の中で「37×立てた商」をしたときにくり上がりも暗算でするため、ついミスをしてしまうのです。
 また、一度商を立てても、ひき算をしてみてあまりがわる数より大きい場合には、また商を立て直さなくてはならないため、計算の過程が増えてますますミスをしやすくなることもあります。
 これらを防ぐには、くり返し計算をして慣れるしかありません。学年を戻ることにはなりますが、これまでの復習を兼ねて、ミスをしやすい「かけ算の暗算」や「ひき算」の部分を重点的に練習するのも手です。特にかけ算は、暗算でやらなくてはならないので、「2桁×1桁」のかけ算は暗算でスラスラできるようにしておきましょう。あわせて、くり下がりのあるひき算の計算にも慣れておくのがおすすめです。

解消法
・計算の過程でミスの出やすい「2桁×1桁」のかけ算の暗算、くり下がりのあるひき算の練習を積む

 中学年は、自分で答え合わせができる時期です。計算のミスが多く見られる場合には、お子さまと一緒に答え合わせをするなどして、お子さまに必要な見直しのポイントを声かけしていくのもよいですね。