中学年の漢字を身につけるコツ

 学習する漢字の数もぐっと増え、同じ読みの漢字や抽象的な意味を表す漢字もたくさん出てくる3・4年生。くり返し書いて覚えるだけではなく、漢字を「使い分ける」ベースを育みたい時期です。3・4年生がつまずくことなく漢字を身につけていくコツをご紹介します。
低学年(1・2年生)高学年(5・6年生) はリンクからご覧ください。

漢字を正しく使い分けることを意識する

 中学年から高学年にかけては、同音異字のまちがいが増える傾向があります。それを防ぐためにも3・4年生では、漢字の意味を考えながら分類する習慣をつけておくのがおすすめです。
 漢字を「分類する」という意識を身につけるには、部首に注目するのもひとつの手です。「部首が『火』だから、火に関係のある漢字かな」などと部首のイメージから漢字の意味を類推することができ、それが正しく漢字を使い分ける手がかりになります。さらに、生活の中で実際に漢字を使い分ける体験を積み、文脈の中で正しい漢字を選び取る力を育んでいきましょう。そのためにご家庭でできるアイデアをご紹介します。

アイデア1
「『さんずい』がつく漢字を集めてみよう!」と声かけして、部首に注目した漢字集めをしてみましょう。「『海』『泳』『湖』...、あれ? みんな『水』に関係する意味のある漢字だね」などの発見をお子さまと話し合ってみるのも手。部首を手がかりに、漢字には意味があることを楽しく理解することができます。

アイデア2
生活の中で、同じ部首をもつ漢字を見つけてみましょう。例えば、スーパーの魚売り場やおすしのメニューなどに漢字が使われている場合に、「全部『魚』へんだね! 魚を表す漢字には『魚』が入っているんだね」など発見するのも楽しい体験です。「この漢字はなんていう魚なのかな?」「他の部首ではどうだろう?」などとどんどん興味を広げていきましょう。

アイデア3
あらかじめ「必ず漢字を使うこと」というルールをつくっておき、お子さまに「買い物のメモを書く」、「おばあちゃんに近況を知らせる手紙を書く」などのお手伝いを頼んでみましょう。生活の中で、意味を考えながら漢字を使い分ける体験ができます。

 加えて中学年は、漢字辞典を使い始める時期でもあります。ここで漢字辞典に親しんでおくと、高学年以降も「わからないときはすぐに調べる」習慣がつきやすくなります。そのためにも、「辞典を使って『火』の文字が入っている漢字をいっぱい集めてみよう!」と「漢字集め競争」をしたり、「熟語探し競争」をしたりなど、楽しく漢字辞典を使う機会をつくり、「辞典って役に立つ」「読めばおもしろい!」という体験を積んでみるのはいかがでしょうか? 漢字についての知識も増え、ますます漢字学習が楽しくなることでしょう。