教えて!赤ペン先生 夏休みの宿題のサポート方法

1年生のお子さまにとっては、初めての夏休み。毎日の宿題とは違う、初めての夏休みの宿題にも戸惑ってしまうかもしれません。そこで、夏休みの宿題をうまく進められるようにするための、おうちのかたのちょっとしたサポートのしかたをお伝えします!

【お話】「赤ペン」吉田先生
日々「『赤ペン』って楽しい!」「次もがんばろう!」と思ってもらえるような声かけ・指導を行っている指導歴26年度ベテラン先生。子どもたちが続けることで力がついたと実感でき、自信をもってもらえることが一番の励み。

【サポート①】お子さまと一緒に計画を立てる

1年生のお子さまにとって、1人で夏休みの宿題の計画を立てることは、まだまだ難しいもの。まず、おうちのかたが、宿題の全量を把握してあげましょう。そして、「いつ」「何を」「1日どれぐらいやるか」について、お子さまと一緒に計画を立てることから始めましょう。ポイントは、「お子さま自身が決める」「実行できそうな計画」であることです。
学校によって違いはあると思いますが、夏休みの宿題には、主に次の3種類のものがあると思います。

(1) 夏休みのドリルやプリント類などの学習系
(2) 観察日記や絵日記などのように継続的に取り組まなければならないもの
(3) 図画工作、読書などのようにある程度まとまった日数を要するもの

(1)は「ドリルを1日2ページ」「算数のプリントを1日1枚」などのように、1日に進める量を決めます。(2)は、日々取り組むものになりますので、学校で期間などが決められている場合は、それに沿って取り組む日程を決めましょう。(3)は、日数をかけて取り組む必要があります。絵で3日間、工作で3日間などと、お子さまが無理なく取り組めるような期間を決めましょう。
予定通りに進まない場合もあるので、予備日も設けておくと安心ですね。計画を立てるときには、お子さまが自由に過ごせるお休みの日も作りましょう。息抜きも大切です。

【サポート②】宿題に取り組みやすい環境を整える

まずは、取り組む時間を決めましょう。集中力が高まる朝の早い時間帯をおすすめします。先にやるべきことをすませておくと、あとは、すっきりした気分で自由な時間を過ごすことができるのでメリハリもつきます。そして、決めた時刻にスムーズに宿題が始められるように、集中できる環境を作りましょう。テレビは消してゲームや漫画などの誘惑物は、お子さまの視界に入らないようにします。宿題に必要な道具はすぐに取り出せるようにしておきましょう。いざ、宿題をしようと思ったとき、勉強道具が見当たらなくてもたもたしていると、せっかくのやる気が下がってしまいます。勉強道具は置き場所を定め、さっと取り出せるように一箇所にまとめておくと効率的です。そして、机の上には、必要な物だけを置くようにしましょう。

【サポート③】やる気を後押し!

お子さまが宿題をやりたがらないときは、「1問だけ解く」「5分だけやる」などのように、「これだったらできそう」と思えるような提案をしてみましょう。そうするとお子さまの気持ちも楽になります。やり始めたら、意外とやる気になって、気づいたら予定通り終わっていたということもあるものです。
それでもどうしてもやる気にならないときは、すぱっと切り替えて、「先に遊ぶ」などの方法をとったほうがよいと思います。その場合は、「何時までには今日の分を必ず終わらせる」などの約束をしておきましょう。宿題は、後回しにすればするほど重くのしかかってきます。「宿題」を気にしながら遊ぶより、終わらせてから遊んだほうがすっきりして数倍楽しいので、「先にやっておいたほうが楽」ということを子ども自身が実感できると、案外先に済ませるようになるものです。

「目標を立て、実行し、達成感を得る」という成功体験を重ねていくことが、やる気の継続につながります。それには、大好きなおうちのかたに認めてもらえることが、いちばんの後押しになります。おうちのかたは、完璧を求めないで、たとえできていないことがあったとしても、どんな些細なことでも、「できていること」に目を向けてほめてあげてください。そして、ぜひ、この夏休みに、「自分で計画を立てて、夏休みの宿題をちゃんと終わらせることができた!」という大きな達成感をお子さまが味わえるようにしてあげてください。それが、大きな自信になり、2学期以降の家庭学習の習慣付けにもつながっていくことでしょう。