教えて!赤ペン先生 まちがえた問題の「やり直し」、どうしたらうまくいく?

ご安心くださってよいのですが、お子さまのほとんどは「やり直し」が好きではありません。赤ペン先生の問題でも「まるつけが楽しかった」と教えてくれるお子さまはたくさんいても、「やり直し」となると・・・。あれ、あれ? みんなどうした?!ご家庭でも、お子さまはあの手この手で、何とかやり直しを逃れようとしていると思います。でもその気持ちの底には、共通する心理が働いているように思えます。

【お話】「赤ペン」河原先生
赤ペン先生歴8年。子どもたちに対して「まちがえるのは恥ずかしいことではない!」「どんどんまちがえましょう!」という想いをもちながら、子どもたちの解答を尊重し、大切なポイントがひと目でわかる指導を行う熱く優しい先生。

「やり直したくない」本当の理由は・・・

子どもたちは「まちがえたところ」を「失敗したところ」と考えているのではないでしょうか。
「失敗」など振り返りたくない、二度と見たくない、できれば無かったことにしたい。
だから子どもたちは「やり直し」を避けたがる。そんなふうに思えるのです。

脳が「すっきり」がカギ?!

では、少数派の「やり直して良かった」というお子さまはどうかといいますと、みんな「わからないことがわかって、うれしかった。すっきりした。」と感想を教えてくれます。
「やり直し」をすることで「ああ、そうだったのか!」と目からうろこの状態となり、もやもやが晴れて脳が「すっきり」する、そういう快感を体験しているように思われます。

お子さまの「ワカッタ!」を一緒に体験しましょう

ならば、この「すっきり感」を一度お子さまに味わってもらうのはいかがでしょうか。
心にも時間にも余裕があるとき、やさしめの問題をたった1問でいいと思います。
①お子さまがまちがえた問題をもう一度、一緒にやってみる。
②やってみても解けなかったら、答えや解説を一緒に確認する。それでもわからないときは、教科書や「チャレンジ」の単元に戻って考えてみる。
③「ワカッタ!」となったら、お子さまに解き方を説明してもらう。
④しっかりほめてあげてください。がんばったね!解けたね!説明わかりやすい!と拍手喝采。 「もっとやりたい」のリクエストがあったら、時間の許す限りお付き合いしてあげましょう。「よくがんばったね!」の特別はなまるをつけてあげるのもおすすめです。

【2年生】記事内図版(リサイズ済).jpg

「ワカッタ!」体験を成功させるコツは、雰囲気作りにあると思います。「まちがえたところをやり直しましょう」という感じではなく、まるでお宝探しをしているかのようなワクワク感を醸し出しながら、お子さまと一緒にワイワイ、楽しくやってみるのが良いと思います。実際、「まちがえたところ」には、「ワカッタ!」を体験できるお宝がいっぱい眠っているわけですから。
「わからないことがわかると気持ちいい」「まちがえたら、やり直せばいいんだ」「勉強ってちょっと楽しいかも」・・・お子さまの頭にちらっとでもそんな考えが浮かんだら、作戦は成功ですね!!