教えて!赤ペン先生 2年生進級後のサポートは、どう関わるのがよい?

進級おめでとうございます。2年生に上がり、晴れて「先輩」となったお子さまは今、誇らしい気持ちでいっぱいかと思います。盛り上がった気持ちのまま、意気揚々と新学年をスタートしてもらえるような、おうちでのサポートについてお伝えしたいと思います。

【お話】「赤ペン」河原先生
赤ペン先生歴8年。子どもたちに対して「まちがえるのは恥ずかしいことではない!」「どんどんまちがえましょう!」という想いをもちながら、子どもたちの解答を尊重し、大切なポイントがひと目でわかる指導を行う熱く優しい先生。

2年生はどんな学年?気をつけたいことは?

教科書をのぞいてみるとわかりますが、2年生の勉強は1年生にくらべて内容がぐんと複雑になります。とくに算数などは、授業を聞き、宿題などの自宅学習にくり返し取り組むことで理解が定着するのですが、面倒に感じてつい取り組み不足になってしまうとニガテが増え、学習意欲も低下してしまうので、この点での注意が必要です。生活面では、知っていること、できることが増えて、伸び伸びと学校生活を送れるようになる反面、お友達同士お互いに遠慮がなくなり、自己主張の衝突が起こることも多くなります。相手の気持ちを思いやり、自分の感情をコントロールすることを少しずつ学んでもらいたい時期でもあります。

2年生のやる気に効くのは、おうちのかたの「ほめ言葉」

勉強が複雑になる、といっても反復練習さえ怠らなければ、十分に超えていけるハードルです。おうちではお子さまのやる気を、ちょっとしたサポートで持続させてあげられたらと思います。いちばん身近で効果的なのが宿題のまるつけです。まるつけの際は、できない問題がいくつかあったとしても「取り組めた」こと自体を大いにほめてあげましょう。できていないところにつけるチェックは、できるだけ小さめにして、まちがい直しができたらたくさんほめてあげてください。「×」のかわりに「★」などで小さく印をつけて、直しができたら大きなはなまるに変身させるやり方もおすすめです。2年生には、まだまだおうちのかたの「ほめ」が絶大な効果を発揮します。できたかできないかではなく「がんばり」を見つけ、ほめて、励ますのが、やる気持続のいちばんのコツです。ぜひお試しください。
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この時期に本を読むことは、心の成長を促します

2年生は他者の気持ちを考えることにおいてはまだまだ発達段階にあり、「相手の気持ちを考えよう」という言葉だけでは伝わりにくいこともあると思います。そこでおすすめなのが「読み聞かせの時間」です。おうちのかたの声で語られる物語は、いっそうお子さまの心に届くことと思います。長めのお話の「さわり」だけ読んであげるのもよいでしょう。興味をもったら「読み聞かせの時間」を待てずに、一人で読み進めてくれるかもしれません。登場人物と同化し、さまざまな気持ちを体験することで、物語を楽しみながら「相手を思いやる」ことの意味を心で感じ取れるようになる。それが読書のよいところだと思います。読書後には感想を伝え合い、「○○ちゃんはどう思った?」と聞いてみるのもおすすめです。相手を思いやれるような感想をお子さまが話してくれたら、たくさんほめてあげてください。新学期はわくわくと同時に緊張もしている時期。おうちのかたとの読書の時間はそんなお子さまの疲れを癒す効果もあるのではないかと思います。

ワクワクがいっぱいの2年生のスタートを、ぜひお子さまと一緒に楽しんでください!

2年生になりたての、この時期のサポートがこの1年のカギになると思います。「勉強って楽しいな」「本って面白いな」こんな実感をもつことで、お子さまの中から意欲がわき上がってくるでしょう。勉強にしても読書にしても、「義務」になってしまうと楽しさは半減。でも、おうちのかたが「一緒に楽しもう」と声をかけてくれたら、お子さまの「しなければならない」が「やりたい」に変わります。お子さまと一緒に、ぜひ「2年生」を楽しんでみてください!