令和2年1月18日・19日の土日はセンター試験実施日です。3年生の緊張した雰囲気が感じられるこの時期から、徐々に入試のことを考え始める高校1年生が増えてきます。受験を終えた先輩たちが実感した、高2進級前にやっておくべきこと2つをご紹介します。
1.高2で成績UPするために、春休みまでに高1範囲の積み残しをなくす
高3以降、過去問など実戦演習を始めることを考えると、高2の学習をおろそかにせず、しっかりと基礎固めをしたいところです。
また、とくに英語や国語などの言語系の主要科目は、高1の文法事項などが身についている前提で、レベルアップした文章で振り返りながら高2の学習を進めます。
高1の積み残しがあれば高2でもつまずいてしまうことになるので、遅くとも春休みまでには、高2につながる範囲の復習をおすすめします。
高1範囲の復習のために、1月号では「ニガテリセット(『チャレンジ』1月特別号)」をお届けしていますが、3月号でも「スピード要点復習(『チャレンジ』3月特別号)」や「個別ニガテ診断テスト」をお届け予定です。
特に「個別ニガテ診断テスト」は、Web上で解答を入力するとすぐ結果が表示され、同じレベルだった先輩の合格大学までわかる人気教材。何から手をつけてよいかわからないお子さまは、「診断で課題が判明した教科から『スピード要点復習』でやり直す」こともできますよ。
2.一朝一夕には身につかない力のトレーニングを始める
基礎固めと並行して始めたいのが、思考力を使って「初めて見る問題」を解く力を身につけていくことです。
先輩方も、「高1のうちにやっておいてよかった」こととして次のようなことを挙げています。
------経験談---------
・見たことある文章が出されるのは定期テストぐらいで、内容の暗記は本番では通用しません。評論は難しい表現に惑わされないこと、古文は基礎的な文法・表現を暗記することなどを一貫して心がけました。(名古屋大 S・M先輩)
・初見の問題に対応するには初見の問題を解くことで対応! 簡単なレベルの問題から解いていって徐々に難しい問題を解くようにしたよ。(東京理科大 R・A先輩)
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これから入試で「思考力・判断力・表現力」が求められるようになり、「見たことのない」新傾向の問題も増えていきます。これらの力を問う過去問が少ないため傾向対策が難しく、高3から訓練しようと思ってもなかなか間に合いません。
3月号でお届けする「大学入学共通テスト対策ワーク&添削」では、今後広く入試で求められる思考の型を確認でき、国立大の個別試験にもつながる表現力を添削課題で伸ばすことができます。高1でも取り組めるレベルの題材を使いながら、1回30分で力が試せるように設計されている貴重な問題ですので、ぜひご注目ください。
いかがでしたでしょうか。この時期お子さまは学校生活や部活で精一杯で、なかなか自分からは入試に向けた具体的な行動が起こせないこともあると思います。「記憶の新しい今のうちに、まずは高1の要点復習から始めてみたら」「30分だけでも、高1のうちに新傾向問題を見てみたら」など、ぜひ3学期の教材をおすすめしてみてください。
■高1講座でこれからお届けする教材