今までは「まだ挽回のチャンスがあるから」と、お子さまの行きたい大学を応援し続けてきても、そろそろ現実を見据えなければならないこの時期。お子さまの模試の判定が志望大合格とかけ離れていた場合、第１志望大について、どんなアドバイスがお子さまにとって最適なのでしょうか。

模試の判定から冷静に判断。あとは本人のやる気次第

直前の今も、模試の結果について言いたいことはグッとがまん。一旦ここは現実として受け止めましょう。
ＤまたはＥ判定だった場合に、そこから合格するには残り２か月かなりの努力が必要です。お子さまにその覚悟があるのかどうかを確認し、がんばりたい、あきらめたくないという気持ちがあるのであれば、引き続き応援してあげてください。
直前に安易に志望大のランクを下げてしまうと、やる気も下がるケースが多いため、あまりお薦めしません。
本人のやる気を尊重し、最終的な志望校を決定するとよいでしょう。

直前こそやる気を上げるアドバイスを

模試は判定ばかりに目が行きがちですが、少しでも点数が伸びた科目があればそこに注目し、そのがんばりをほめてあげてください。お子さまの自信につながります。
また、模試は合格するかしないかを教えてくれるものではなく、これからの伸びしろを教えてくれるものとして捉えましょう。
お子さまには「模試の判定は気にせず、模試で間違ったところをきちんと復習することの方が大事らしいよ。」と応援する姿勢を見せてください。お子さまは安心して本番までのラストスパートに集中できるのではないでしょうか。