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【「ゼミ」の進路相談室から】模試でE判定。これからどうする?

個別進路アドバイスの進路アドバイザーが高校生からよく受ける相談についてお知らせするシリーズ。今回は、「模試を活用したお子さまへの声かけの例」についてです。

pixta_25951477_M.jpg夏休み前の模試で予想外のE判定。もう志望大は諦めるべきか...と悩むお子さま、そして保護者のかたが多くいらっしゃいます。判定や偏差値・順位だけ見て、一喜一憂していませんか? 模試は学力アップにつながる最強のツールであり、大切なことは「この結果をどう活用していくべきなのか」をお子さまと一緒に振り返ることです。

■「模試の復習」が学力アップにつながる!

もう受けてしまったものをいくらやり直しても次につながらないと思っているお子さまもいるかもしれません。しかし模試の問題は過去の入試問題の出題傾向を分析してつくられた良問ばかりですし、解答解説には正答に至るプロセスや頻出箇所のポイントなどが、参考書に匹敵するくらい載っています。

ですので、まず初めに「模試で間違えた問題は、必ず復習するようにした方がいいよ」と声をかけてみてください。

ただし、間違えた問題のどこから復習すればよいか迷うというお子さまもいらっしゃるでしょう。そのときは「模試の講評で指摘された弱点」や、「全国平均点より得点が下回った分野」や、「特に問題番号が若い個所」から、優先的に復習するようにするといいよと具体的にアドバイスを送りましょう。
お子さまも復習の優先順位がつけられ、学習しやすくなってきます。

■合格までの距離を縮める「学習計画を立てる」

入試は総合点勝負です。目標とのギャップを縮めるためには模試の結果から「学習戦略」を考え、そこから「学習計画」を立てることが必要です。言葉では簡単ですが、どのようにしてお子さまに伝えればよいのか、3つのSTEPでお伝えします。

<STEP1>
個人成績表から、「目標点まであと何点あれば、次の判定になるか知ってる?」

<STEP2>
「自分の得意・苦手と実際の配点を参考に、アップしたい点数を科目ごとに決めてみたら?」

<STEP3>
「どの単元・分野から優先的に学習すると目標点に届きやすいかを考えて、今後の学習計画を立ててみるといいんじゃない?」

模試は次の行動につながる学習の仕方を具体的に教えてくれる「道しるべ」であることを、具体的にお子さまに伝えることで理解してもらいましょう。

今、模試の結果に一喜一憂する必要はありません。なぜなら、第1志望大に合格したゼミの先輩のうち、高3夏の時点でD・E判定でも逆転合格した先輩は多くいるからです。
そのため、出願大学を決定するときには模試の判定を参考にする必要はありますが、夏の時期ではまだ模試の判定を気にする必要はありません。

ですので、「模試の判定よりも、まずは「模試の復習」「学習計画を立てる」この2つが特に大切みたいだよ。」といったことを、お子さまにお声がけいただければと思います。

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文:進研ゼミ高校講座 進路アドバイザー 小木

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