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留学生の保護者に起こりがちな不安解消Q&A

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グローバル社会
と言われる現代、海外大という進路選択もアリなのかも!?と、少しずつ興味を持ち始めた保護者の方もいらっしゃるかもしれません。でも、もし本当に我が子が海外留学したら...と想像するだけで、「勉強についていけるの?」「外国で1人暮らしできる?」「治安が悪かったらどうしよう」など、様々な不安や疑問が湧き上がってくるのではないでしょうか。そこで今回は、今まさに海外で学んでいる留学生たちの声をもとに、保護者の皆様からよく寄せられる海外進学・留学に関する不安やお悩みにお答えします。

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◆留学後の現地の生活は?海外進学準備スタートセミナー

海外留学は英語や学問を学ぶだけでなく、異文化の中で自分を成長させる貴重な経験を積むことができます。留学中の先輩たちの現地での生活を知ることで、海外留学への不安が期待に変わるかも。進路を考え始めたばかりの方必見です!

【開催日】3月23日(木) 

【開催時間】18:00~19:00(17:45~zoomにご入室いただけます)

【対象】高1生・高2生・高3生(既卒)・保護者

プログラム詳細:https://www.benesse-kaigai.com/eventinfo/53042/



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Q. 「海外大での勉強は、国内大よりも厳しい!」と聞きます。うちの子、ついていけるでしょうか?

A. 海外大の学びはラクではありません。
でも、大学のサポートや授業選択、勉強方法など工夫すれば大丈夫!

たしかに、海外大で学ぶことがそれほど簡単ではないのは事実です。先輩留学生たちは口を揃えて、「授業が楽だと思ったことはない」と言います。授業の前には何冊も本を読むなどしっかりと事前準備をし、クラスでは毎回グループワークやディスカッションで発言を求められる...といったサイクルが学期中はずっと続くことも。課題が重なれば、図書館で夜通し勉強なんてことも珍しくはないようです。でもそれは現地の学生にとっても同じなので、「自分だけついていけないかも」と不安になる必要はない、とも先輩たちは語ります。

もしうまくいかなくても、海外の大学では気軽に教授に相談できたり、追試で取り戻せたりと、サポート体制が充実しているところも多くあります。また、最初の学期が終わる頃には自分のペースや取る授業のバランスがわかってきて、自分で勉強や生活をコントロールできるようになる人が多いようです。

「留学生だから」と気負い過ぎず、大学側のサポートをうまく活用する、徐々に自分に合う勉強の方法や授業の組み方を見つけるなど、工夫することで先輩たちは充実した学びを得ています。そうした成功のカギとして多くの留学生が挙げているのが「自己管理力」。中高生のうちから身につけていくと大きなアドバンテージになりそうです。

▼詳しくはこちらの記事をチェック!▼
https://www.benesse-glc.com/lab/blog/blog20220301



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Q. 日本とは全く違うカルチャーや環境になじめるか不安です。寂しくなったり、ホームシックになったりしても、助けに行けないし...

A. 不安や寂しさは誰もが感じるもの。
ホームシックの上手な防ぎ方、付き合い方を知っておくとよいでしょう

自分や、周りの学生がホームシックになったり、母国に帰りたくなったりしたという経験をもつ先輩留学生はかなり多いようです。 住み慣れた環境を離れて新たにスタートする学生生活、それも海外ともなれば、どうしても寂しさや不安がつきまとうのは当然です。

ホームシックを予防する方法は人それぞれですが、先輩たちが実践してきた方法をいくつか挙げると、「きちんとご飯を食べること」「1日1回は外に出ること」「友達をつくって遊びに行くこと」「趣味を見つけること」「家族や日本の友人と週に1~2回電話やビデオ通話で話すこと」「長期休みは実家に帰ってリフレッシュすること」などがあります。

それでもストレスが溜まったり精神的に辛くなったりしてしまったときは無理をしないことも大切。周りに合わせすぎず自分の時間をとる、日本語を話せる人と日本食を食べに行く、などリラックスできる環境を作ることで乗り越えられることもあるようです。また、不安な時こそ「自分はなぜここに来たのか」を思い出して1つのことに熱中すれば、だんだんすべてが楽しくなる!という声も。

まずは不安や寂しさを感じるのは当たり前と受け止め、自分がホッとできる時間や環境、気分転換できる方法を積極的に探していけば、きっと乗り越えられるはずです。

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Q. まだまだ英語に不安がある中で留学スタート。あまり話せないのに、海外での生活や勉強は大丈夫でしょうか?

A. 海外大進学を目指す中で英語力は身についています。
自信を持って話すことで、成長につながります!

言葉が通じないことへの不安は大きいものですが、ほとんどの先輩留学生は、英語でうまくコミュニケーションできるかどうかを必要以上に気にしなくて大丈夫、と言います。多少、文法などがおかしい英語で話しても現地の人たちは理解してくれることが多く、むしろ積極的に会話をしていくことでどんどん英語は上達するようです。まずは仲のいい数人の友達とのおしゃべりや、自分が興味のあることについて話せる機会をつくってみては、と先輩たちはすすめています。

わからない言葉や表現があった場合は、そのままにしないこと。遠慮せず、他の人に聞いて教えてもらうことが大切です。授業でわからないことがあれば、しっかりノートをとっておいて、終わってから教授や友達に聞きましょう。とくに、教授への質問でどこをどう理解できないのかを伝えると、授業の仕方を変更するなどの対応をしてくれることもあるのでおすすめだそうです。

また英語については、なによりも多くの先輩が強調するのが「自信をもってほしい」ということ。海外留学を目指して努力する時間の中で、必要な英語力はしっかり身についていると信じることが大事だといいます。周りはあんなにできるのに...と比べる必要はなく、あまり気を張らずに自分のペースで成長していけばOK。英語は苦手だけど留学したい、というお子さまがいらっしゃったら、きちんと頑張れば自分のペースで伸びていくよと励ましてあげるとよいでしょう。

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Q. 授業料以外で、意外とお金がかかるのはどんなこと?とくに気を付けないといけないことはありますか?

A. お金の管理も自立の一歩。
やりくりを工夫して、メリハリのある学生生活を!

親元を離れて海外で学生生活をスタートすると、お子さま自身で家計管理をしなければなりません。先輩留学生たちに聞くと、お得な情報を集めたり、必要なものにはしっかりとお金をかけたり、それぞれに上手なお金の使い方を身につけているようです。

授業料は金額が決まっているので、やりくりを工夫できるのは基本的に日々の生活費。都市によって物価が違ったり、住居の形態によってかかる費用は変わってきたりしますが、基本的には家賃や食費、交通費、友達との外食費や遊ぶ時のお金は、様々な方法で節約することも可能です。家計簿をつけている先輩も多く、レストランのクーポンや交通費の学割、地元のお得情報などは、友達と情報交換をしたりしながら、賢くお金の使い方をコントロールしているそうです。

また、意外とお金がかかるのが、教科書や資料用の書籍。すべて新品で購入していると出費がかさんでいくので、オンラインで参照できるか、図書館で借りられるか、はいったんチェック。使わなくなった本をおさがりで安く譲ってもらえることもあるので、SNSや上級生に聞いてみるのもおすすめです。

できれば海外渡航前に、どんなことにいくらぐらいのお金がかかるかというある程度の金銭感覚を身につけておきたいところ。親子で一緒に買い物に行くなどの機会を増やしておくと、海外でもスムーズに生活をスタートできるかもしれません。

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Q. 世界一安全な国で暮らしていた子だから、何をどのように気を付ければいいかわからないのでは...。もし犯罪に巻き込まれたら?

夜の一人歩き、危険な場所や人は避けるのが基本。
もしもの時に備えて防犯グッズや連絡先の準備も!

海外では、どの国のどの都市に行くにしても、ある程度の危険はあると思っていったほうが無難。比較的治安が良いと言われている街でも、とくに夜間は注意が必要です。暗くなってからは絶対に1人で外出しないように徹底する必要があります。キャンパス内は安全と思いがちですが、盗難や傷害事件が発生することも。大学に防犯アプリなどがあれば、積極的に活用を検討してもいいでしょう。

先輩留学生の中で犯罪に巻き込まれたという人はいませんでしたが、いつ何が起こるかわかりませんし、自分の身を守るのは自分自身、が基本。先輩たちも、「路地裏を歩かない」「騒いでいる人、汚れた服装の人には近づかない」「防犯ブザーを持ち歩く」「持ち歩く貴重品は最小限」など、自分でできる防犯対策をしっかりと行っているようです。
また、先輩たちは自分が住んでいる街でどの辺りが危険な地域か、万が一のときはどこに連絡すべきかといったことは、前もって調べて把握しておいたようです。現地の人や大学のアドバイザーなど、身近な大人に相談するように意識づけたいものです。

日本で暮らしているとあまり考えないかもしれませんが、海外では自衛の意識が必要不可欠。日本にいるうちから、親子で意識を高めておきたいものです。留学を本格的に検討するなら、治安の良いエリアに限定して大学選びをしても良いかもしれません。

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まとめ

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いかがでしたか?

留学生の海外生活大での学びについて、少しでもリアルなイメージをつかんでいただけたでしょうか。

海外留学はたしかに簡単なことではありません。行く前も、行ってからも、不安や悩みはたくさん降りかかってきます。保護者としての心配が尽きないのも当然のことです。
それでも子どもたちは自分で考え、自分で困難を乗り越えることで、たくましく成長していきます。その経験こそが、これからの世界を自ら切り拓き、自らの足で歩んでいける「生きる力」の源となるのです。
海外で4年間、頑張ったお子さまの見違えるような姿を楽しみに、思い切って海外に送り出してみるのも良いかもしれません。

今まで「世界に広げる!わが子の進学ルート」連載をお読みいただき、ありがとうございました。今後は「海外進学・留学ラボ」 のHPにて、保護者のかた向けの記事を引き続きご提供していく予定です。どうぞお楽しみに!



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取材・文:海外進学・留学ラボ編集部

  
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