「文系学生こそデータサイエンスを学ぼう!」と呼び掛けている成城大学。
学ぶ機会、成果を発表する機会などを用意し、高い就職実績や卒業生満足度を実現しています。
文系だからこそデータサイエンスを学ぶ
人文社会科学系4学部を持つ成城大学では、2015年度からデータサイエンス科目群を全学共通教育科目に取り入れています。
それぞれの分野の専門知識に加えて、データサイエンスに基づく、柔軟で論理的な思考力や発想力を培い、激変する社会の中で、どのような状況でも活躍できる人材を育成することがねらいです。
成城学園は、学園全体で「国際教育」「理数系教育」「情操・教養教育」を中核とした教育改革を進めており、データサイエンス科目は成城大学における理数系教育の取り組みの一つです。
2019年度にデータサイエンス教育研究センターを開設し、学びを支援する環境のさらなる充実を実現しました。
データサイエンス科目は14科目あり、習熟度に合わせて段階的に履修することが可能です。
ビッグデータの分析技術や実際の適用事例を学ぶほか、AIを使ったアプリケーションの作成に取り組む「データサイエンス概論」をはじめ、いずれもデータサイエンスへの興味・関心が高まる内容となっています。
年々受講生が増えており、この7年間で延べ2405人が履修しています。
このようなカリキュラムに加えて、学びの成果を確かめる場や、発表する機会も設けています。
2021年には日本ディープラーニング協会が実施する「G 検定」合格に向けた講習会を開催し、受験した学生全員が合格しました。
加えて、ビッグデータの活用とそれに基づく提案力、企画力、データ分析力、表現力などのスキルを競う「成城大学データサイエンス・コンテスト2021」を開催しました。
こうしたデータサイエンス教育の取り組みが評価され、文部科学省「数理・データサイエンス・AI 教育プログラム(リテラシーレベル)」に認定されています。
2021年11月、初の学内コンテストを開催!
成城大学では、習得したデータサイエンスのスキルを活用する様々な機会を設けています。
その一つが「成城大学データサイエンス・コンテスト」で、2021 年11 月に第1 回の決勝戦が開催されました。
募集テーマは「ウィズコロナ時代」に焦点を当て「総務省統計局『家計調査』の月別データを用いて消費の変化を明らかにし、政府や企業への提言を行う」というもの。
20 件54名の学生がエントリーし、3 チームが決勝に進出。観光と地域振興の提案をした文芸学部生のチームが学長賞を受賞しました。
自由な校風の中興味・関心を深めてほしい
本学の学生は、APPLE JAPAN、マクロミル、ウェザーニューズ、サイバーエージェント、日本アイ・ビー・エム、ソフトバンクなど、IT関連企業のほか、幅広い分野に就職しています。
データサイエンス教育が、本学の高い卒業生満足度や就職率、就職先の広がりにつながっていると思います。
本学には、学生一人ひとりの持つ個性、「天分」を伸ばす教育をという創立時からの理念が受け継がれています。
自由な校風の中、本人がやりたいことに挑戦できるよう、データサイエンスをはじめ、海外インターンシップや独自のキャリアサポートといった多彩な授業・プログラムを提供しています。
高校3年間は、お子さまの将来につながる興味・関心を育む大切な時期になるでしょう。
文系・理系にとらわれることなく、多くの学びや経験を積んでください。
成城大学は、その興味・関心を深めることができる環境を用意しています。
(談/成城学園企画広報部)