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高1の今知っておきたい! 文系・理系選択後の学習の仕方

文理選択後の学習戦略

多くの高校では高1の秋までに文理選択を行い、その決定をもとに高2から文系・理系に合わせた学習が始まっていきます。

文理選択を終えてホッと安心しているお子さまも多いかもしれませんが、高2からは部活や行事の中心になって活躍したり進路選択が迫ってきたりと、さらに忙しくなっていきます。

そのため、高1の今から、選択した進路に合わせて、どんな学習をしていく必要があるのかを把握し、計画を立てていくことはとても重要です。

そこで、今回は「文理選択後の学習戦略」をご紹介します。文系・理系の科目別に、保護者の方もおさえておきたい3つのポイントをまとめましたので、お子さまが何をしたらいいかわからない場合はぜひ参考にしてみてください。

【文系編】 一歩リードの学習法

文系編

文系英語

英語は国公立大・私立大を問わず入試で欠かせない教科です。ニガテはできるだけ早いうちに減らす必要があります。単語と文法を定着させて成績UPのベースをつくることが大切です。

文理選択後の学習戦略

1.わからない単語があってもまずひと通り読みきり、内容をざっくり掴む練習をする
2.「わかった気分」で終わらせず、授業後に1文ずつ意味や構文を確認する
3.身につけた知識を応用して使えるか、「ゼミ」の「定期テスト予想問題集」なども使って確認する

大学入試に向けて力をつけるなら

大学入学共通テストで高配点のリスニング対策を早めにスタートすることをおすすめします。聞き取る力は時間をかけるほどUPしますので、今からリスニング問題に取り組むようお子さまにお声がけしてあげましょう。

文系数学

文系のお子さまは数学がニガテになりがちですが、今のうちから頑張れば進路の可能性が広がります。定理・公式や基本問題の解き方を定着させて、入試に通用する応用力の土台をつくりましょう。

文理選択後の学習戦略

1.定理・公式と基本問題の解法は、復習や定期テスト対策を通じて確実に身につける
2.わからない&ニガテをそのままにせず、「ゼミ」教材で解き方を確認する
3.解き方を順序立ててアウトプットできるように、普段からどう答えを求めたのかがわかる答案を書く

大学入試に向けて力をつけるなら

まずは数学の基本問題を解けるようにしておきましょう。大学入学共通テストではもちろん、国公立大の2次試験や私立大受験でも大学・学部によっては数学が課される場合があります。数学を諦めないことは、進路の選択肢を増やすことにつながるということをお子さまに伝えてあげましょう。

文系国語

文系の人にとって、国語は入試でメインとなる可能性が大きい科目です。国語の力は短期間ではなかなかつかないので、高2の夏までに古文を中心に基礎を固めておけば後の学習も楽になっていきます。

文理選択後の学習戦略

1.古文の予習は「なんとなく」読むのではなく、品詞分解などで文法を確認しながら読む
2.入試に必要な古語200語の暗記を高2から少しずつはじめる
3.現代文など初見の問題を解く力を「ゼミ」教材なども使って演習で身につけはじめる

大学入試に向けて力をつけるなら

字数の多い記述問題に向けて書く力を伸ばし始めましょう。国公立大や私立大の個別試験では、記述問題が出題されることが多いです。記述力を短期間で伸ばすことは難しいので、定期的に問題を解いて書く力を身につけることが大切です。

【理系編】一歩リードの学習法 

理系編

理系英語

大学入試では、数学と理科と同じくらい英語の配点が高い場合もあり、力を入れたい教科の1つです。文法事項や単語を早めに身につけておくことが成績UPにつながります。

文理選択後の学習戦略

1.単語力強化を意識して、予習では長文を一気に読み内容をざっくり掴めるようにする
2.長いセンテンスの構文を丁寧に復習したり、自力で訳せるか確認したりする
3.問題演習中心のテスト対策で効率よく弱点を確認し、間違えた部分はしっかり復習する

大学入試に向けて力をつけるなら

今からリスニング対策に力を入れましょう。共通テストではリーディングとリスニングの配点が同じ(※令和4年度入試の場合)なので、聞く力を身につけることは共通テストで高得点を取れることにつながります。

理系数学

理系のお子さまにとって数学はメイン教材の1つ。授業で習った定理・公式や基本問題の解法を応用問題でも使いこなせるようにして成績UPを実現し、入試に向けてベースをつくりましょう。

文理選択後の学習戦略

1.単元ごとの定理・公式を身につけるために、授業から時間を空けずに復習して確実に定着させる
2.解けない応用問題でも粘って考えるクセをつける。
3.採点者に伝わる答案作成力を、「ゼミ」の「添削課題」などを活用して身につける

大学入試に向けて力をつけるなら

数Ⅲのベースとなる数Ⅰ・Aと数Ⅱ・Bの知識を繰り返し復習して定着させましょう。理系学部の場合、国公立大の2次試験や私立大入試で数Ⅲの範囲から主題される場合が多いです。そのベースとなる知識を復習して定着させるよう促してあげてください。

理系国語

理系のお子さまは、高3になると数学や理科の学習に時間をとられがちです。だからこそ古典文法や古語、読解のコツを高2で見つけておけば、成績U Pをねらえて進路の可能性も広がります。

文理選択後の学習戦略

1.「予習復習 効率U P」アプリや「古漢読解ポイント確認事典」などを確認して古典文法を早めに定着させる
2.模試や入試で出やすいタイプの古語から暗記対策をする
3.論理的に読むコツを身につけて難しい評論文を得点源にする

大学入試に向けて力をつけるなら

知識の定着度が得点の差として表れやすい漢文の対策を高2から始めましょう。大学入学共通テストの国語では漢文も課される予定なので、国公立大を受験するお子さまは特に、早いうちに句法などの基本知識を身につけるようお声がけをしてあげてください。

文理選択後に学習戦略を立てることは、大学受験に向けての基礎固めをスマートに進めることにつながります。文理選択が終わったからといって油断せず、「その後」のことにも目を向けるよう促してあげてください。

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