まだまだ子ども......とどこかで思っていたお子さまが、受験期にふいに見せてくれる大人の頼もしい顔。
保護者にとって最高に嬉しい、自立を感じる瞬間ではないでしょうか。
この記事では先輩たちのそんな素敵な体験談を集めました。読んで受験サポートのモチベーションを上げましょう!
1 前向きに挑戦する姿に勇気をもらった編
推薦入試では、周りの友達が合格する中、娘だけ合格することができませんでした。
このまま立ち直れないのではないかと心配になっていましたが、私に向かって「絶対、一般試験で合格してやる‼️」と言ったんです。
娘のその決意に、私ももっと全力でサポートしていこうと思いました。合格発表の時、娘の番号を見つけたあの瞬間は、今思い出しても鳥肌がたつくらい嬉しかったです。
(名桜大 人間健康学部合格の先輩保護者)
6月の総体でベストタイムが出てもう引退かと思いましたが、子どもに「10月の駅伝まで残りたい!」と言われ覚悟はしていましたが、内心「本当に大丈夫なのか」と心配の日々...。
しかし受験は、最悪もう1年挑戦できるけど高校の部活は今しかできないと思い、できる限りのサポートを続けました。
すると子どもは駅伝後の気持ちの切り替えも、時間の使い方も、有言実行で見事合格! 本当に立派でした。
(東京海洋大 海洋生命科学部合格の先輩保護者)
とてもじゃないが無理だろうと諦めていた大学を「ダメ元で受けさせてくれ、逆転できるかもしれない」と2次試験を決めるギリギリに言われ、諦めていなかったんだと我が子ながら感心しました。
まあ宝くじと同じで受けなかったら100%合格はないが、受ければ可能性は0でなくなると受けさせました。ネットで合格の受験番号があった時には抱き合って泣きました!
(名古屋市立大 芸術工学部合格の先輩保護者)
国立大の推薦の面接の練習を家で夜中まで必死に考えながら頑張り、進路指導の先生に聞いてもらったら、「小5だな...」って言われたらしく苦笑してしまいました。
それから何日間かでやっと「高校生並み」と言われるようになりましたが、結局その大学は残念ながらダメでした。
でもそこで諦めずにやりきったからこそ、公立大の前期試験では、高倍率にも関わらず、まったく心を折ることなく頑張れて合格できました。
(公立諏訪東京理科大 工学部合格の先輩保護者)
子どもが受験を控えてデリケートな状態にも関わらず、しっかりと自分で気持ちをコントロールし、「面接では自分に自信があるように演じるね!」と私に言いました。
本当はすごく緊張や恐怖があったと思います。だけどその言葉に、自分の夢である看護師になりたい!という熱意や意志の強さを感じて、私も心を動かされました。
(北海道旭川厚生看護専門学校 看護学部合格の先輩保護者)
本当はMARCHを希望していた息子の念願は叶わず、本人の落ち込みはかなりのものだったと想像します。
でも合格を決めた大学の良さを自分なりに調べ、「かねてから学びたかった国際分野の語学や文化などを学ぶには素晴らしい大学だ!」と言って、親に前向きな姿勢をみせてくれた瞬間、成長を感じました。
(明治学院大 国際学部合格の保護者)
2 スキル・学力UP編
総合型選抜の発表練習で、子どもの成長を見ることができました。
最初は噛んでばかりだったのに、課題に向き合い、親のアドバイスも真剣に聞いて、前日には発表に自信を持つようになった姿に感動しました。
(東海大 工学部合格の先輩保護者)
英語が苦手でしたが、英単語の意味を抜き打ちで質問すると、単語の意味がスルッと返ってくる、そんな日がくるとは思いませんでした!
(東洋大 文学部合格の先輩保護者)
最初は私が英語を教えていましたが、次第に教えてくれるようになり、学力が上がってきたことを感じました。
(宇都宮大 工学部合格の先輩保護者)
3 のんびり屋と思っていたら...編
なかなか受験モードに切り替えられずにいた息子。親も心配していましたが、ある日息子のLINEのプロフィールの写真が第1志望大の前でガッツポーズしている写真に変わっていることに気づきました。
「ずいぶん思いきったことしたね」と言うと「今日から12時半まで勉強するから」と息子。スマホのゲームやマンガのアプリをすべてアンインストールしていました。
その日から一気に受験モード。真の受験生になりました。
(明治薬科大 薬学部合格の先輩保護者)
のんびり屋の息子なのでなかなか家では勉強しない息子にイライラしましたが、図書館で毎日勉強していることを他人から聞きイライラしなくなりました。
息子なりに受験に対して真剣に取り組んでいたことに感心しました。
(流通経済大 経済学部合格の先輩保護者)
4 感謝してくれた! 編
夜、勉強している時に飲み物を持って行くと、「ありがとう」と言ってくれました。
当たり前のことかもしれませんが、受験で余裕がない時でも親を気遣ってくれて、大人になったなと思い、とても嬉しかったです。
(九州産業大 経済学部合格の先輩保護者)
子どもは生徒会長だったのですが、卒業式の答辞で受験を支えてきた家族への想いを伝えてくれました。
周りの保護者たちも私たちも、とても感動しました。
(多摩美術大 美術学部合格の先輩保護者)
娘から受験のサポート対してお礼を言われた時は、頑張った娘を抱きしめてあげました。
(青山学院大 法学部合格の先輩保護者)
5 意外としっかりしている!編
最初は何もできなかった子が、受験料の振り込みや書類の郵送手続き、大学への問い合わせの電話など、いろいろとできるようになり、ひとり暮らしへの心配も多少減りました。
(愛知学院大 文学部合格の保護者)
リビングの床に学校の資料を広げて一人で出願準備などを始めたときは、自立と成長を感じた!
(実践女子大 生活科学部合格の保護者)
願書の提出のため、コンビニで書類をプリントアウトした時は、スマホで子どもがほとんど操作しました。私は経験がないので頼りになりました。
(大東文化大合格の先輩保護者)
電車で朝のラッシュ時に何回も乗り換えて都内の試験会場へ行くのが一番心配でした。
当日、第一志望の試験日に使うはずだった電車に遅延が生じて、親は冷や冷や。でも本人は早めに家を出ていたし、迂回ルートで無事に試験会場に間に合いました。
親が思っている以上に子はしっかりしていると安心したことを覚えています。
(千葉大 工学部合格の保護者)
センター試験当日、忘れ物をした息子が戻ってきて、「これもいつも通り。これが俺のルーティンさ!」と再び出発。
マイナスのこともポジティブに変える息子に、たくましさを感じました。
(滋賀大 データサイエンス学部合格の先輩保護者)
まとめ
「子どもの成長を感じた受験の思い出STORY」いかがでしたか? 大学受験は、お子さまが成長して親離れし、親も子離れをする最大のチャンスといわれています。
合格までの道のりには、いろいろな心配や迷いが起きるかもしれません。でも我が子の成長を信じて、合格まで応援していきたいですね!