夏休みが明け、新学期が始まると、10月初旬の共通テスト出願に向けて、いよいよ出願の説明をする学校も増えてきます。
しかし中には、学校から説明があったことを保護者の方に伝えなかったり、書類を渡すことを忘れたりしているお子さまも。
現役の高校生の場合、お子さまが通っている学校がまとめて出願しますが、志願票の記入はお子さまが、検定料の払込みは保護者の方がサポートされることが多いようです。
そのため、共通テストの出願の流れや注意点は保護者の方もしっかり押さえておきましょう。
共通テスト出願の大まかな流れを知る
現役生の共通テスト出願は、大まかにいうと、
1.受験案内確認
2.検定料払込み
3.志願票記入(「検定料受付証明書」貼り付け)
の手順で行います。
1.受験案内を確認
・現役の高校生の出願は学校が取りまとめて行い、受験案内も学校経由で配布される。
・受験案内には、出願方法や日程、試験科目など、重要な情報が書かれている。
お子さまは学校で説明を受けていますが、保護者の方も目を通しておき、いざという時はサポートできるようにしておきましょう。。
2.検定料を払い込む
・検定料は、受験科目数や成績通知の有無によって異なる。
・該当する払込み金額を、「ゆうちょ銀行・郵便局の受付窓口」または、「払込書裏面記載の銀行の受付窓口」で支払う。
・払込み後、「検定料受付証明書」に印が押されて戻される。
ATMでの払込みはできないので注意が必要です。
また、「検定料受付証明書」は志願票に貼り付ける必要があるので、なくさないようにしましょう。
3.志願票に記入
・受験案内や注意書きに書かれている記入方法などを確認しながら、氏名や受験教科など、必要事項を志願票に記入。
・志願票の第Ⅱ面に、「検定料受付証明書」を貼り付ける欄があるので、忘れずに貼り付ける。
・全て記入後、学校が取りまとめて出願の手続きをする。
記入の際は、お子さま本人が、読みやすい丁寧な字で記入しましょう。
出願後は、確認はがきが学校に届きお子さまに配られるので、出願した内容に間違いがないか、必ず確認しましょう。
共通テスト出願時の注意ポイント
・出願期間等の日程を把握しておく
共通テストの出願や検定料払込みには期限がありますが、学校で出願内容にミスやモレがないか確認するため、学校への志願票の提出期限は出願期限よりも早めに設定されます。
あらかじめ設定された学校への提出期日に間に合うように準備をしなければいけません。
保護者の方も、今後することや日程を把握するようにしましょう。
・受験科目を確定させ、間違えないように記入
受験科目が確定しないと、志願票に記入ができません。志望大を決めて、必要な教科・科目を把握しましょう。
志望大が決まっていない場合は、いつまでに決めるべきか、学校の先生に相談するよう、お子さまにアドバイスを。
もし、期限までに完全に決めきれない場合は、受験する可能性の高い大学の受験に必要な教科・科目を含めて記入しておきます。
必要な科目を共通テストで受験しなかった場合、志望大を受験できなくなるので注意が必要です。
共通テスト出願後に訂正の機会はありますが、記入内容に間違いがないか、必ず確認しましょう。
・記入後の志願票はコピーを取っておく
出願後は確認はがきで、記入内容に間違いがないか、もう一度確認できます。
その際、「こう記入したはず」という思い込みは禁物。
自分が何を記入したのかを確認するために、志願票のコピーは必ず取っておきましょう。
・検定料は早めに納付する
検定料を払ったことを証明する「検定料受付証明書」は、出願時の志願書に貼付しなければならないため、出願期限間近になって慌てないよう、早めに支払うことをおすすめします。
また、紛失しないように場所を決めて保管したり、志願票が手元にある場合は、払い込んですぐに志願書に貼り付けたりすると良いでしょう。
新学期になったら、お子さまに高校で共通テスト出願の説明があったか、声をかけてみましょう。
そして、この記事も参考にしながら、お子さまと情報を共有し、どのように準備を進めるか、一緒に確認してみてください。