夏休みがあけると共通テスト、総合型・推薦型選抜の出願準備も始まり、受験ムードもグッと高まります。
そんな時期は、お子さまが勉強に集中できるよう「何かできることがあればしてあげたい」と考える保護者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、受験生保護者が秋にするべき3つの準備をご紹介します。夏休みが終わったらどのようにサポートしていけばいいのか、ぜひ参考にしてみてください。
模試の受験計画を把握
共通テスト型模試や記述模試、各大学の名前がついた冠模試など、9月末から11月にかけて多くの模試が開催されます。
そのため、「どんな模試をいつどれくらい受けるのか」を、保護者の方は今のうちにお子さまに確認して、今後のスケジュールを把握しておきましょう。
中には、目の前の受験勉強に手一杯で先の予定まで考えられていないというお子さまもいます。その場合は、高校で予定されている模試があるのか、それ以外に個人で申し込みが必要な模試はないかなど、一度お子さまと話し合って模試の計画をサポートしましょう。
また、個人で申し込む模試の場合は、申し込みや入金手続きなどフォローが必要な場合も。そして、会場受験型模試の場合はコロナの影響で実施場所が変更になったり、実施が中止になったりすることがあります。常に最新情報をチェックして、お子さまをフォローしましょう。
併願大選びのための情報収集
本命大の受験勉強で忙しく、併願大選びにまで手が回らないというお子さまは多いです。
その場合、保護者の方が併願大候補の資料を取り寄せたり、公式サイトで入試情報を確認したりして、併願大選びをサポートしてあげましょう。
直前になって慌てて併願大を調べ始めるより、今から情報を集めて候補を決めておいた方が心に余裕が持てますし、併願大の入試対策も進めやすくなります。
この時期はまだ正式に併願大を決定しなくても大丈夫なので、まずは「どのあたりの大学を併願大候補にするのか」お子さまと話し合い、情報収集の面で手助けをしてあげてください。
費用準備&ムダな費用を抑える方法をチェック
併願大候補と一緒に考えたいのが、併願費用です。複数の大学を受ける場合は、当然ながらその分の受験料を支払わなくてはいけません。「何校まで出願していいか」まだ決めていない保護者の方は、予算などを伝えつつお子さまと話し合っておきましょう。
注意しておきたいのが、私立大の総合型選抜や学校推薦型選抜で合格した場合の入学金です。年明けの3月までではなく、年内に納めなければいけない大学もあるので、早めに確認しておきましょう。また、遠方受験をする場合は交通費や宿泊費もかかるので、受験から入学手続きにかかるお金を今から把握し、準備しておくことが重要です。
大学によっては、Web出願などの割引制度や生協が提供しているお得な宿泊プランがあるので、お子さまの入試目的に合わせて、今のうちから費用を抑えられる方法をチェックしてみてください。
推薦系の入試や共通テストの出願が始まる秋は、受験をより身近に感じる時期です。さらにお子さまが受験勉強に集中できるよう、保護者の方は今回紹介した3つの準備を押さえて、この秋以降のお子さまの受験をサポートしてあげましょう。