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高1の模試ってどれくらい重視すればいいの?

高1からの模試の復習法

大学入試は、限られた募集人員の枠を、全国の受験生と競い掴み取るもの。

そのため、模試や校外テストは、今の自分の実力がどれくらいかを知ることができる貴重な機会と言えます。

高1のうちから自分の実力を把握しておけば、今後の受験勉強に役立ちます。

模試や校外テストの結果を受け取った時、その結果に一喜一憂してしまうのは仕方のないことではありますが、喜んだり不安になったりするだけでなく、その結果を学習に上手に活かすことが大切です。

高1のうちから、自分の実力を知り、学習に上手に活用することができれば、今後の受験勉強に大いに役立つことでしょう。

そこで、どのように模試や校外テストの結果を活用すれば良いか、ご紹介していきます。

模試や校外テストは、志望大とのギャップを認識し、弱点を把握できるツール

模試や校外テストの結果を受け取ったら、まずはお子さまの実力がどのくらいなのか、そして、気になる大学があれば、その大学とのギャップを確認してみましょう。

「ベネッセ総合学力テスト」や「スタディーサポート」を受けた場合は、その結果に記されている「GTZ」でお子さまの学力のレベルや、目標とのギャップを確認することができます。

GTZとは?

「学力到達ゾーン」のこと。「ベネッセ総合学力テスト」や「スタディーサポート」などベネッセのアセスメントで用いられる学力を段階的に評価したモノサシ。

ベネッセのアセスメントなら、異なるアセスメントでも学力の変化が確認できます。ゾーンは上からS、A、B、C、Dと分かれていて、1つのゾーンがさらにS1、S2、S3などと分かれています。
大学をゾーンで大きく見ていくことで、さまざまな大学への視野が広がります。

GTZ表1

GTZ表2

※ここに挙げた大学・学部は一例です。

※同じ大学でも、学部によってGTZは異なる場合があります。

※2019年度進研模試高2生総合学力記述模試・1月」をもとに、一部の大学を例に作成しています。

そして、お子さまのGTZをワンランクアップさせるために活用できるのが、結果を分析した成績表です。

成績表では、教科ごと、単元ごとの成績が細かくわかるため、お子さまが苦手な分野を把握できます。

お子さまは、受験までまだ時間があるという意識から、成績が悪いとつい目をそらしてしまうかもしれませんが、苦手を把握しなければ、今後の学習に活かせません。

保護者の方は成績についてあれこれ言うよりも、どこが得点できていなかったのか、伸ばしどころを確認するよう、お子さまにお声がけください。

パターン別にやり方を変えて、模試や校外テストを効果的に復習!

苦手を把握したら、いよいよ復習ですが、どのように進めればいいの? と思われるかもしれません。

そんな時は、間違いを以下の3つのパターンに分類し、パターンに合わせた方法で進めてみるよう、お子さまにお伝えください。

1)知識系 ~暗記、うろ覚えのミス〜

一問一答の暗記を、手元で隠せる形式で行うことがオススメです。暗記用の手帳を作るのも効果的。

通学中の電車の中、夕食や寝る前のスキマ時間などを有効活用して暗記を進めていきましょう。

「ゼミ」の「定期テスト よく出る基礎」アプリなら、一問一答での確認はもちろんのこと、間違えた問題が「ニガテBOX」にたまるようになっているのであとから間違えた問題に集中的に取り組むことができます。

2)読解系 ~文章問題の読み間違いミス〜

問題文をもう一度読み返しながら、注意すべき箇所や、筆者の主張が表れているところ、解答につながる部分に線を引いたり○で囲んだりしてみましょう。

一つひとつ丁寧に読み進めることで、注意すべきところがわかるようになります。

3)解法系 ~公式の認識間違いや計算ミスなど〜

自分の解答と、解説を見比べながら、異なる部分を違う色でマークするなどしてみましょう。

自分の解答に足りなかった部分やどこで間違えたのかがわかりやすくなります。

パターンに沿った復習を

さらに、復習は成績表が返ってきてからだけではなく、受験後すぐに復習しておく、つまり合計で2回復習するのが理想です。

多くの場合、模試や校外テストの問題と解答解説は持ち帰ることができます。自己採点をしながら、間違えたところやあやふやなところをチェックし、解答解説を読み込んでおきます。

こうしておくと、成績表が返ってきた後に行う復習の効果がさらに上がります。

とはいえ、普段の勉強や部活動で忙しくてそこまでできない、ということもあるでしょう。

そうした時は平均点に対して到達度の低い設問だけでも復習できると良いですね。

高1から模試や校外テストをフル活用し、お子さまの第1志望大合格への一歩を踏み出しましょう。

  
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