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『これからの大学の学び』─文理融合・リベラルアーツ

これからの大学の学び リベラルアーツ・文理融合

グローバル化や新しいテクノロジーによって社会構造が急速に変化している現代では、次々と新しい学問が生まれています。

進研ゼミ高校講座では『これからの大学の学び』と題して、保護者世代にはなかった新しい大学での学び情報をお伝えします。

第1回のテーマは、文理融合・リベラルアーツ。

入学してから専門を選べたり、幅広く学問を学べたりする大学・学部なので、学びたいことが絞り切れないお子さまに、選択肢のひとつとしておすすめできます。

文理融合・リベラルアーツとは、どんな学び方をするのか、そしてどんな大学・学部があるのかを具体的にご紹介します。

文理融合・リベラルアーツとは何か?

リベラルアーツ・文理融合とは

これまで大学では、専門教育を行い、特定の分野のスペシャリストを育てることで、社会に役立つ人材を輩出しようとする傾向にありました。

しかし、少子高齢化や昨今の感染症問題のように、複雑化する現代社会では問題に対処するのに、分野をまたがるさまざまな知識が必要になっています。

そこで、様々な知識や物の見方を身に付け、現代社会の問題に対処できる人材を育てるべく、大学では分野を横断的に学べる自由度の高い学部が、近年増加しています。

一般的なカリキュラムとリベラルアーツ・文理融合の違い

文理融合

文系の知識、理系の知識、どちらも学ぶことが特徴で、「ビジネスプランをつくる」など、文理両方の知識を組み合わせて問題解決に挑戦する「課題解決型学習」を取り入れるところも多くあります。

リベラルアーツ

入学後1~2年間は、様々な学問を教養として自由に学びます。3年次以降に専門分野を決める大学や、複数の専門分野を持てる大学が多いです。

文理融合・リベラルアーツを取り入れている大学・学部

文理融合・リベラルアーツを取り入れている大学・学部

では、具体的にどのような大学・学部で、文理融合・リベラルアーツを取り入れているのか、一例をご覧ください。

国際基督教大

入学者全員、1・2年次は幅広く学び、3年次から31のメジャーと呼ばれる専修分野のいずれかを選択します。2つの分野を選択することも可能です。

2年間で、自分の興味がある分野・適正のある分野の幅を広げ、進路を見極められることが特徴です。

桜美林大 リベラルアーツ学群

この学群では、33のプログラムの中から、最大2つまで専攻を選ぶことができます。

プログラムの分野も、下記のように文系・理系にまたがる幅広い内容になっています。

■言語・文学
■人文科学
■地域研究
■社会科学
■心理・教育
■数学・理科
■情報・環境

早稲田大 人間科学部

「人間科学教養科目群」として、文系・理系の枠を超えた30以上の科目が用意されています。1年次から広く深く「人間」について学びます。

大学での学びから、将来を決めるという選択肢もある

大学での学びから、将来を決めるという選択肢もある

『これからの大学の学び』第1回は、文理融合・リベラルアーツを取り上げました。

高校よりも幅広く・深く学ぶことができる大学に入学してから進路を決められるという、自由度の高さが特徴です。

将来やりたいことがなかったり、たくさんのことに興味があったりして、進路に悩んでいるお子さまにとっても、大学での学びを通じて社会とのかかわり方を考えることができます。

文理融合・リベラルアーツを取り入れている大学・学部という選択肢もあるということを伝えて、さりげなくお子さまをサポートしてください。

今後も進研ゼミ高校講座では、保護者世代にはなかった新しい大学の学び情報を『これからの大学の学び』でお伝えしていきます。

次回の記事も、ぜひご覧ください。

『これからの大学の学び』

第1回>>文理融合・リベラルアーツ

第2回>>情報・AI

第3回>>グローバル化

第4回>>産学連携

第5回>>地域貢献

※この記事は、公開日時点の情報に基づいて制作しております。

  
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