この夏休みを利用して、お子さまと一緒に志望大を決めるための情報収集をしようと考えている方も多いと思います。
例年であれば、夏休みはオープンキャンパスに参加して、大学の研究や講義を実際に体験できる貴重な機会が多くありました。
進路決定の決め手はオープンキャンパス!と語る先輩も多く、大学での学び・雰囲気を直接感じられることは志望大の決定に大きな影響を与えます。
しかし、今年はコロナウイルスの影響で、その夏休み自体が短縮。さらに、残念ながらオープンキャンパスを中止する大学も多いようです。
そこで、今回はこのコロナ禍だからこそ役立つ、志望大に大学した先輩が「実際にやってよかった!」と語る、Webでの大学情報の入手法を3つ紹介します。ぜひお子さまにもご紹介ください。
【裏ワザ1】公式サイトで受験生向け・学生向けのページを見る
Webでの大学情報の収集で、まず最初に見るべきところは大学の公式サイト。
大学公式サイトで、気になる学部のことを調べたり、入試案内をチェックして今後の勉強計画に活かしたり、といったことは多くの方が行っているかと思います。
そんなときに、少し見方を変えるだけで、受験生向けの情報や在学生のリアルな日常を知ることができます。
受験生向けのページには、大学の講義内容がわかる資料があることも!
多くの大学では、受験生向けのページが用意されています。
そこでは、カジュアルな大学・学部紹介に加えて、入試情報もわかりやすくまとめられていますが、さらに一歩進んで見てみると、講義内容までわかる資料を閲覧できることも!
大学の公式ホームページには受験生向けのページがあって、沢山の情報が手に入る優れものです!
例えば、大学でどんな勉強できるのかな?と気になる場合、オープンソースとして大学の授業で使っているレジュメ(プリント)を見られるようにしている大学も多いので、模擬講義を受けなくても大学で学ぶ内容を知ることができます。
同志社大学 マーゴ先輩
>>オープンキャンパスは準備が命!オンライン・オフラインの気を付けるべき点まとめてみた
オープンキャンパスに参加できないときに、このような講義内容がわかる資料は、とても貴重です。
大学の公式サイトを見るときは、講義などを知ることができる資料を探してみましょう。
在学生向けのページには、リアルな大学生活を知ることができる情報が満載!
意外と隠れた情報の宝庫なのが、在学生向けのページです。
受験生はほとんど見ないページかもしれませんが、実はこういった在学生向けのページにこそ、リアルな大学生活が詰まっています。
高校時代、大学生の一年の流れや講義の時間割が知りたいと思ったものの、なかなか見つかりませんでした。
学科のサイトの学生向けのページにある「学年暦」や「時間割」を確認してみると、専攻教育の様子がわかるのでぜひ見てみてください!
九州大学 きょうやん先輩
>>【オープンキャンパスに行けなかった君へ】志望大学の情報、どう集める?
在学生向けのページには「実際に大学に入ってから必要になる情報」が集まっています。
在学生向けのニュースはもちろん、シラバス(講義概要)を検索できたり、教職課程の情報があったりと、講義の内容がわかる情報が多くあります。
さらに、大学生活がわかるこんな情報が掲載されていることも。
・在学生向けのアルバイト
・学生寮や物件の案内
・就職活動の支援情報
・学生相談窓口での相談内容
見落としがちですが、在学生向けのページには意外と知りたかった情報が詰まっています!ぜひチェックしてください。
【裏ワザ2】大学のSNSからは、文字だけでなく写真でも大学の魅力がわかる!
公式サイトから離れて、より現代的・イマドキと言えるのが、SNSを使った情報収集です。
TwitterやInstagramといったSNS、そして動画サービスのYouTubeに公式アカウントを開設している大学が、数多くあります。
今はGoogle等で検索するよりも、SNSで検索するほうがリアルな情報を得やすくなっています。
加えて、SNSを利用している高校生は多いので、お子さまと一緒にご覧になるという点では、一番とっつきやすいと言えるかもしれません。
大学の公式SNSや各クラブ・サークル・ゼミなどのSNSをチェックすると、大学生のよりリアルなキャンパスライフをのぞくことができるのです!
近年、各大学はけっこうSNSに力を入れているなあ、というのがセサミが感じていることです。
「SNS」と言ってもいろいろありますが、私はインスタグラムが、とくにオススメです!
各投稿に必ず写真が載っているので、大学の施設や雰囲気も感じやすいです。
関西大学 セサミ先輩
>>高2の夏、オーキャンに行かなくても、周りと差をつける情報収集法3選!
セサミ先輩がおすすめするInstagramは、写真がメインのSNSです。大学の公式サイトとは一味違った雰囲気、新たな魅力を感じられるのがメリット。
また、Twitterは情報のリアルタイム性が特徴のSNSなので、最新の情報がすぐに入手できます。例年とは違うイレギュラーな対応が多いコロナ禍の今こそ、情報源として役立ちます。
各SNSを、お子さまと一緒にチェックしてみてください!
【裏ワザ3】地図アプリで周辺環境をチェックして、大学生活をイメージ
大学の公式サイトでほとんど知ることのできない情報。それは「周辺環境」です。
とくに遠方の大学に通いたいと考えている方にとっては、その大学のキャンパスがどんな場所にあるのか、まったく想像できないことも多いのではないでしょうか?
オープンキャンパス等で実際の様子を見ることができれば、それが一番です。
でも、このコロナ禍でそれができない!そんなときこそ使いたいのが、地図アプリ。
地図アプリを使って、大学の立地や周辺のお店などを調べましょう!
実際の大学生活を妄想しながら見るもよし、大学周辺の美味しそうなお店を探すもよし、大学までのルートを見るもよし...
「大学の周りに何があるのか」も調べておくと、大学の姿がよりはっきりと見えてくるようになります。
埼玉大学 レモン先輩
>>【ぼっち上等!】高2のオープンキャンパスは絶対1人で行け!
Googleのストリートビューを使えば、最寄り駅からのルートを、実際に歩くのと同じ感覚でシミュレーションすることができます。
人通りが多くて安心して歩ける場所なのか、周辺のお店の雰囲気がどうなのか、あるいはどんな山奥にあるのかなど、リアルな周辺環境を知ることができます。
この方法は、遠方から出てきて一人暮らしをするときの物件探しでも役立ちます。どんな立地でどんな建物なのか、生活に困らないようコンビニやスーパーが充実しているかなど、内見前に見ておくと、保護者の方も安心ですね。
大学入学後までイメージできるのが、地図アプリを使った情報収集です。
Webを使った情報収集だからこそ得られる情報もある!
Webを使った大学情報のチェック。ネット社会の今、こうした情報収集が進路決定の決め手になることもあります。
コロナ禍だからこそ、こうした情報収集にスポットを当てて紹介しましたが、今後はこれがスタンダードになるかもしれません。
思っている以上に、Webで得られる情報は多くなっており、この状況を受け、大学側も今後Webによる発信を強化していくようです。
今年度の受験生は過去に例のない大変な状況下になりますが、そんなときだからこそ今回紹介した方法も活用して、お子さまの進路検討のサポートをしてあげてください。
『進研ゼミのWebオープンキャンパス』では、現役大学生100人以上が、進路決定の体験談やキャンパスライフなどを紹介しているので、こちらも併せてご覧ください。
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