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大学生に聞く!高1の冬 やる気が上がる&下がる保護者のコミュニケーション

高1の冬は成績が二極化し始め、苦手が顕在化し始める時期と言われています。苦手が出てくるとどうしてもやる気が低下しがち。つい最近まで高校生だった現役大学生に、高1の冬を振り返って「やる気が上がった&下がった保護者のコミュニケーション」のリアルな話を聞いてみました。

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志望大学に関する話題への反応がやる気を左右

高1も後半に入ってくると、志望大学について考える機会が出てきます。お子さまが「○○大学をめざそうと思っている」という発言をしたとき、保護者としてどう答えるかが、お子さまのやる気を大きく左右します。

大学生に話を聞いたところ、「今の学力じゃ難しいでしょ」という否定の発言はもちろん、「大丈夫なの?」「本当に行けるの?」などの現実的に心配する発言でも、やる気が下がる原因となるようです。

高1の冬は、まだ努力次第でどんな進路でも叶えられる時期。お子さまから志望大学についての言葉が出たときは、前向きな声かけをして逆にやる気を高めましょう。

それに加え、「ちゃんと考え始めているんだね。なんで○○大学に行きたいの?」などの質問をしていくことで、お子さまに「なぜ?」を考える機会を与えることができます。このようなきっかけを与えることは保護者にしかできないことです。

「自分のことを見てくれている」と感じられる応援でやる気アップ

やる気につながる応援の方法は大きく2つあります。

ひとつは、シンプルに言葉で応援の気持ちを伝えること。このときのポイントは、お子さまが「自分のことをちゃんと見てくれているんだ」と感じる声かけをすることです。

「テスト最終日だね、頑張って」などの基本的なお子さまのスケジュールを知ったうえでの声かけや、「今日は早起きして勉強していたね」などの結果ではなく、頑張る姿勢を褒める声かけはお子さまのやる気アップにつながります。

もうひとつは、行動で応援の気持ちを示すこと。多くの大学生が保護者に感謝していた行動は「テスト期間中はテレビを消して静かに勉強できる環境を整えてくれた」ことです。お子さま自身が頑張ろうと思っているときを逃さず、環境を整えてあげることが大切です。

勉強への危機感を一番感じているのは高校生本人

成績が下がったときやお子さまがだらだらしているとき、つい厳しい声をかけてしまいがちですよね。しかし、大学生が口を揃えて言うのは「勉強しなきゃいけないという危機感は自分が一番感じている」ということです。

自分が一番わかっていることを改めて保護者の方から指摘されると、どうしても嫌な気持ちになってしまうもの。厳しい声をかけたい気持ちをぐっと押さえ、高1の冬やる気を上げるコミュニケーションを試してみてはいかがでしょうか。

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