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【高校1年生の保護者必読!】 2021年度、早稲田大が政治経済学部の入試改革を発表

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先日、私立大学の先陣を切って早稲田大の2021年度入試(現在の高校1年生が受験する入試)の変更点が発表されました。
現段階では、政治経済学部、国際教養学部、スポーツ科学部の3学部について、2021年度入試の具体的な方向性が示されています。
例えば早稲田大の看板学部とも言われる政治経済学部では「一般入試」として、以下のような試験を実施するとしています。

■大学入学共通テスト(100点) 4教科 ※現在は3教科
①外国語(25点) ②国語(25点) ③数学Ⅰ・A(25点) ④選択科目(地歴・公民・数学・理科から選択)

■英語の資格・検定試験および学部独自試験(100点) 
・学部独自試験は1科目のみ90分で実施。日英両言語による長文を読み解いたうえで解答(記述解答含む)
・検定試験の配点は30点程度。使用できる試験は、大学入学共通テストで活用される試験を前提として検討中。

■出願要件として「主体性」「多様性」「協働性」に関する経験を記入
受験生本人が自分自身の経験を振り返り文章化(得点化はしないが出願に必要)

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募集人員は300名。現在の450名から150名減少します。
また、従来行われてきたセンター試験利用入試(募集人員75名)については、共通テストを利用した入試として引き続き実施(募集人員50名)されます。

早稲田大政治経済学部では、共通テストと検定試験を必ず受けなければならないことに!

政治経済学部の変更方針のポイントは4点。
1. 一般入試でも大学入学共通テストと英語の資格・検定試験を課すようになる
2. これまで選択科目だった数学(数Ⅰ・A)が必須科目
3. 学部独自試験は1科目のみとなる
4. 出願要件として「主体性」「多様性」「協働性」に関する経験を記入

学部独自試験の配点は70点(配点全体の35%)で、残りは共通テストと検定試験になります。


早稲田大政治経済学部をめざすなら、
□検定試験の対策を早めに進めること。日頃の授業からSpeaking、Writingを意識することはもちろん、検定試験に慣れるためにも、高1の冬には受検をスタート。
□高1から取り組んだ経験をポートフォリオなどにまめに記録しておく。
□文系だからといって、数学をおろそかにしない!
といったことがまずは大切です。

【まとめ】早稲田大の入試変更は「特殊な例」ではありません!

今回発表された早稲田大の入試方針は、「英語4技能を課す」「多面的・総合的に評価する」「思考力・判断力・表現力を重視する」といった入試改革が求める方向性を一般選抜ですべて満たすような内容となっています。
つまり、この変更は早稲田大だけのものではなく、「入試改革」の流れのひとつ。今後、同様の変化が様々な大学にも広がっていくと考えられます。

夏頃から、様々な大学で入試の変更が発表されます。気になる大学についてはWebサイトをこまめに確認するなど、早めに情報収集することをおすすめします。『保護者通信Web』でも引き続き情報発信していくので、ぜひご活用ください。

  
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