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夏休み前までの模試の成績表で注目すべきこと

受験学年になって、徐々に模試を受けるのが当たり前になってきていると思います。模試といえば、判定をつい意識してしまいがちですが、夏休みまでの期間で受ける模試の判定で一喜一憂するのは得策ではありません。模試は時期に合わせて見るべき場所が違います。今回、この夏前の時期の模試のデータで保護者の方に注目してほしいことをお伝えします。

pixta_25194025_M.jpg【夏までの模試は志望校を絞るため】

まだ第1志望大を絞り込めていない場合は、夏までの模試は志望校を絞るために使うということを意識してほしいと思います。様々な大学を志望校として記入し、複数の志望大を合格可能性という観点で順序をつけ、志望大群の中から、第1志望・第2志望を絞っていくことを意識してください。また、合格可能性判定のためだけでなく、各大学の入試科目・配点などを意識して、大学研究という観点も含めて受験していただきたいです。

【見るべきはキーとなる科目】

模試の結果.png成績表を見て、「力を入れる科目=偏差値が低い科目」と考えている方もいらっしゃいますが、あわせて見ていただきたいのが、先に述べた「大学の入試科目の配点」です。入試で配点が低い科目で少々偏差値が低かったとしても、合否に与える影響はそれほどではありません。ところが配点の大きな科目で偏差値が低いと、入試本番で大きなマイナスになります。このため、自分の偏差値と入試の配点という観点で、自分にとってのキー科目を見つけていく必要があります。模試の結果からはキー科目の中で特に理解が不十分なところがどこかを見つけるようにお子さまに促してください。

高3生の成績は夏以降に大きく動きます。成果が表れていくのはこれからなので、今の模試の判定で気落ちしたりする必要はありません。判定にあわせて細かく不足点を強化していくのは特に秋以降の模試の役割になります。今の段階では納得のいく志望大を見つけるということと、そこで課される入試科目に対してどうアプローチをしていくかをしっかり考えられるような模試の受け方をしていってください。

◆大学を偏差値一覧から調べることができます。
http://manabi.benesse.ne.jp/ap/daigaku/search/nanido/


文:進研ゼミ高校講座入試情報担当


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