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推薦・AO入試のチャンスとリスク

「推薦・AO入試って、うちの子は受けられるのかしら?」と思ったことはありませんか?今回は、推薦・AO入試を検討する際必ず押さえておきたい、推薦・AO入試のチャンスとリスクについてお伝えします。

pixta_2050286_M.jpg◆私立大入学者の約5割が推薦・AO入試で決まる

推薦入試を実施している私立大は99.7%にのぼります。国公立大で見ても、47.0%の大学がAO入試を、95.2%の大学が推薦入試を実施しています(※)。

さらに合格者数に注目しても、私立大入学者の約50%が推薦・AO入試で入学しているのです。

上記の数字から、指定の基準をクリアしたごく少数の人だけが合格できる「高校受験の推薦入試」と比べ、「大学入試の推薦・AO入試」は多くの人に挑戦のチャンスが広がっていることがわかります。

AO入試は出願にあたって学校長の推薦は不要なため、自分が希望すれば誰でも好きな大学を受験できます。現役合格に向けた受験機会を増やす1つの選択肢として、視野に入れてみてはいかがでしょうか。

◆推薦・AO入試は一般入試とセットの併願戦略が必須

挑戦のチャンスが広がる推薦・AO入試ですが、「推薦で早く決めたい」「学力試験は避けたい」などの気持ちから、安易に飛びつくことはリスクを伴います。

推薦・AO入試では「小論文」「面接」の練習や、「レポート」「プレゼンテーション」の準備が必要となり、学力試験対策の時間を削ることになるためです。

「推薦=学力試験が課されない」というイメージもありますが、特に国公立大の推薦入試では、センター試験を課す大学もあり、学力試験との両立が求められます。

たとえ学力試験が課されなくても、国公立大は推薦・AO入試の募集枠が少ない場合もありますし、私立大でも公募制推薦の場合は倍率が高い大学もあります。不合格だった場合を想定して、学力試験対策も手を抜くことはできないことを押さえておきましょう。

◆推薦・AO入試は、本当に行きたい大学の受験機会を増やす選択肢

推薦・AO入試のチャンスとリスクについてご紹介しましたが、いかがでしょうか?

お子さまから推薦・AO入試の話が出た際は、保護者の方の冷静な視点から、両面をふまえてお子さまの考えを手助けしてあげてください。

本当に行きたい大学の受験機会を増やすチャンスとして、AO・推薦入試を上手に活用しましょう。

◆推薦・AO入試の基礎知識はこちらでチェック

▼推薦入試の仕組み▼
https://manabi.benesse.ne.jp/nyushi/nyushi_info/nyuushi03.html

▼AO入試の仕組み▼
https://manabi.benesse.ne.jp/nyushi/nyushi_info/nyuushi04.html

(※)文部科学省2016年度、および2017年度公表資料より
  
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