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2017年度センター試験の出題から見えてくる合格学習法

お子様の大学受験を考えるためには、まず今の入試の情報を知ることが大事です。今回は2017年度のセンター試験についてお伝えします。

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国公立大合格をめざすために
必要なものとは?

2017年度入試も一部の大学・学部を除きほぼ終わりました。ここではセンター試験を中心に解説したいと思います。

2017年度のセンター試験受験者は560,672人です。センター試験は共通一次試験に代わり1990年から導入されましたが、国公立大の1次試験としての意味合いだけでなく、私立大の「センター試験利用入試」の導入などの影響で受験者は拡大し、今では「大学受験者のほとんどが受けている」ともいえる試験となっています。

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センター試験は以前の共通一次試験と異なり、「大学が入試科目を自由に設定できる」のですが、実際は国立大の9割以上の学部では5教科が課されています。お子様のテスト結果をみたとき「苦手な教科を避けて得意な教科に集中した方がよいのではないか」と感じるかたもいらっしゃるかもしれませんが、実際は「教科を絞る」ことは「選択肢を狭める」ことにつながると言えます。また、受験生には高校3か年でできるだけ苦手科目をつくらないよう学習をしていくことが求められます。

センター試験を解くには
どのくらいのスピードが必要?

センター試験は、ほとんどの問題が「高1・高2の学習範囲」の「教科書で扱う内容」から出題され、基礎を固めることが非常に重要になります。一見簡単なテストのように感じるかもしれませんが、センター試験のもう一つの特徴は「問題量の多さ」です。

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上の表にセンター試験の英語、国語、生物の問題量と試験時間をまとめています。英語の場合、解答数55個なので、単純計算で1解答あたりにかけられる時間は約1分27秒となります。ただし、この計算には「長文などの問題文を読む時間」を考慮していませんから、実際の解答時間はもっと短くなります。

この事実から、日々の学習の中でも「問題を解く時間」を意識することが重要だといえます。進研ゼミの教材には、問題のページに「取組の目安時間」を記載しています。教材に取り組むときに、この「目安時間」を参考にして「解くスピード」を意識するだけでもトレーニングになります。

■ここがポイント

★国公立大志望であれば、5教科の学習が重要!
★センター試験は問題数が多い。日々の学習でも取組時間を意識!

進研ゼミ高校講座では、2017年度のセンター試験の各教科・科目の出題傾向分析を「大学入試分析Web」に掲載しています。ぜひ最新の情報を確認いただき、今後の学習にお役立てください。

また、大学入試の過去問がダウンロードできるサイトもございます。サイト内にこの2つのサイトのバナーがありますので、ぜひご活用ください。

■2017年度センター試験の教科別分析はコチラ
http://kou.benesse.co.jp/bunseki/index.html

文:進研ゼミ高校講座入試担当 杉村

  
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