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コロナ明け前夜の今 海外の大学の状況は?留学生たちのマインドは?

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ここ数年続いたコロナ禍に光が差し、世界的にようやく終息に向かいつつある国もあるようです。まだコロナのリスクは完全に消え去ったと言えるわけではありませんが、世界各国では入国に関する規制は撤廃されつつあります。

現在、海外の大学の授業や各種活動の様子は、どうなっているのでしょうか?また、海外大に通っている留学生の先輩たちは、どのような状況なのでしょうか?

今回は、日本でメジャーな留学先について、現時点での大学の対応や留学生の状況をまとめてみました。かなり厳格な規制が長期間続いた日本とは少し違う、柔軟な海外大の対応が見えてきます。

※ 記事の内容はすべて2022年6月時点のものです。最新の情報については各大学の公式サイトなどでご確認ください。

国&大学の状況

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世界各国の大学の対応

現在、各国の大学がどのような対応をとっているか、国ごとに傾向をまとめます(2022年6月時点)。

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大学ごとの授業の状況例

国や地域、大学によって詳細は異なりますが、いずれも状況に応じた柔軟な対応がとられています。いくつかの大学の例をご紹介します(2022年6月時点)。

<アメリカ> スタンフォード大学(Stanford University)

2021年秋学期は対面での授業が行われましたが、変異株の流行等の影響により2022年冬学期の最初の2週間(1/3スタート)はオンライン授業に移行。1月後半まで学生イベントや集会は制限されたものの、1月18日からは対面式クラスが再開されました。春学期も、対面式授業が実施されています。

大学独自に定めた3段階の運営回復プロセスで、現在は最も制限の緩いステージ3(最終段階)にあり、州が定めた最低要件は満たす必要があるものの、大学での活動は大部分が許可されています。

すべての学生・スタッフには完全なワクチン接種が義務付けられており、ワクチン未接種者は、週に2回、COVID-19の検査を受ける必要があります。

なお、ワクチン接種者については特定の例外を除いて個人のマスク着用は義務ではなくなっていますが、ワクチン接種の有無に関わらずマスク着用は、引き続き強く推奨されています。(教室内はマスク着用ですが発言中は外しても可、ワクチン未接種者はマスク必須)

<カナダ> トロント大学(University of Toronto)

2021年秋学期から対面での学習を再開しましたが、変異株の流行に伴い2021年12月中旬から再びリモートモデルに移行(12月16日から対面式の試験も中止)。冬学期も一部のクラスを除いて対面授業は2022年1月31日まで中止となりましたが、2月7日からすべてのキャンパスと学部で対面式の授業と活動が再開されました。

5月1日から始まった夏学期は、引き続き対面授業が提供されています。9月からの秋学期も、授業・コースは主に対面式で行われる予定で、準備が進められています。

なお、教室など屋内で他の人と2メートルの物理的距離を維持できない場合はマスク着用が義務付けられていましたが、2022年7月1日から解除されました。キャンパスをはじめ、大学敷地内に入る人には引き続きワクチン接種が推奨されており、ネット上のUCheckシステムを介してワクチン接種の証明書を提出することができます。

※どちらの大学も、公衆衛生の状態によって大学側の対応が急に変更される可能性があります。

海外大生の状況

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現役海外大生が語る!海外大でのコロナとの付き合い方

Saki N. 先輩 アメリカ/デポー大学(DePauw University)1年生

私が進学したインディアナ州にあるデポー大学では、昨年秋の入学当初はキャンパス内のどこでもマスクをすることが義務付けられていましたが、日本の大学ほどの規制はかかっていませんでした。たしかにコロナにかかってしまう生徒もいますが、授業は対面で行われていますし、手洗いなど基本的なことをしっかり守っていれば、図書館で勉強したり友達と食堂で話しながら食事をしたりすることはできたので、個人的にはほとんどコロナの影響は感じませんでした。

Kei T. 先輩 カナダ/トロント大学(University of Toronto)1年生

コロナ禍が留学生の大学生活に影響を与えているのは、渡航の大変さくらいではないかと思います。カナダの場合、ワクチンも誰でも予約を取ってすぐに受けることができますし(私は今年の1月頭にブースターショットを受けることができました)、大学やスーパーで手軽に無料の抗原検査キットをもらうことができるので、むしろ暮らしやすいです。また、私が通うトロント大学では早期に対面授業再開が宣言されており、留学生のビザも大学の推奨する期限内に申請したらスムーズに発行されました。

まとめ

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日本で人気の留学先である国々では、ワクチンやマスクなどに関する義務などが残っているケースはあるものの、大学は続々と対面授業を再開しており、キャンパスはかつての活気を取り戻し始めています。感染状況によっては、短期間オンラインに移行して授業や活動を続けるなど、非常に柔軟な対応をしているのが目につきます。

また、海外で学んでいる現役留学生の先輩たちも、コロナ禍による制限があっても非常に前向きにとらえているのが印象的です。今やるべきこと、できることをしっかり考え、困難を乗り越えて自分の学びを続けています。

海外大では、有事であってもすべてを規制するのではなく、状況に応じて最良の選択肢を検討し、フレキシブルに対応・行動していくことが重視されているのがよくわかりますね。そうした環境がお子さまに合っているかも?と思われるご家庭では、海外大という進路の可能性も視野に入れて、ご自身でも少しずつ調べてみるのはいかがでしょうか?


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取材・文:海外進学・留学ラボ編集部

  
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