「進研ゼミ高校講座」で提供している情報を、中高一貫校生の保護者のかたに先取り情報としてお届けしております。
高校生ともなると、これまでと同じ言い方や接し方でも喧嘩になることがあります。よかれと思って言ったことが逆効果になることも多いですよね。今回は先輩高校生の保護者のかたに、お子さまをイライラさせずに伝えたいことを伝える言い換えワザについてお伺いしました。
「終わっているの?」→「今日はこれからどんな予定?」
【保護者体験談】
「○○は終わっているの?」とのんびりテレビを見ている娘にイラッときて言ったのはNGでした。「うるさいなぁ!!」でバトル勃発。「今日はこれからどんな予定?」くらいの声かけだと、自分の計画を思い出してわりと素直に腰を上げます。
(神奈川県 K・Kさん)
「さっさと起きなさい」→「おやつ買ってきたから食べてね」
【保護者体験談】
テスト期間なのに「また、寝てる。さっさと起きなさい」「今からしようと思っていた」とバトル。「また」「さっさと」という言葉はカチンとくるようで・・・。「イラッ」とする気持ちを抑えて「おやつできたよ」「これ買ってきたから食べてー」と・・・「おやつ」でつってベッドから出す作戦が有効です!!
(香川県 S・Iさん)
「間に合わないよ」→「あとどのくらい部屋にいるの?」
【保護者体験談】
範囲が広い科目があると気になってしまい、なかなか勉強を始めない子どもに「間に合わないよ!」と言ってしまいました。「あとどのくらい部屋にいるの?」と聞く感じにすると、自然に教科書やワークを出すことになるので勉強を始めるかたちになりました。
(埼玉県 K・Oさん)
「勉強しているの?」→「暗記があるなら、問題出すよ!」
【保護者体験談】
「テスト勉強してんの? 家に居てる時は、寝てるか食べてるか携帯見てるかやん!」とNGワード。「暗記があるんやったら、ママが問題出したるで!」と協力的になるとやる気も出て進んで勉強してくれてます。
(大阪府 こはくさん)
「まだしていないの?」→「まぁ、あなたならちゃんとやってるかな」
【保護者体験談】
「まだしてないの?」と言ってしまうのですが、逆効果でした。頭ごなしに言うのを止めて「苦手科目はついていけてる?」「まぁ、あなたならちゃんとやってるかな?」と信頼して話すようにすると自分から勉強すると言って机に向かうようになりました。
(埼玉県 K・Aさん)
いかがでしょうか。ほかにも「口だと感情的になるので、文字にして伝えました。メールだと冷静に言葉を選ぶことができます」というプチ技も。声をかけるタイミングや言い方次第でスムーズなコミュニケーションを生むことができますね。言い換え作戦で、親子の関係性を見直すきっかけにしてみてはどうでしょうか。
「保護者通信Web」では、今後も保護者のかたの役に立つ情報をお届けしますので、ぜひご活用ください。