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中高一貫保護者のお悩み解消ブログ 第2回

中高一貫校生の保護者のみなさま、こんにちは。

進研ゼミ中学講座中高一貫、難関私立中高一貫講座の担当をしております「S」です。このブログでは、毎回、リアル中高一貫校生保護者(父)として、中高一貫校の実態に迫り、中高一貫校に通わせる保護者としての悩みを、みなさまと一緒に解決できればと思います。

第2回目の今回は、 「中高一貫校の授業についての不安、お悩み解消法」を取り上げます。特に、私の周りの新中1生保護者の方々から、次のような不安、悩みを多く聞きました。

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①「中高一貫校の授業の進度は非常に速く、子どもがそのスピードについていけるか不安」

②「周りがみんな、入試を突破した出来る子ばかりなので、わが子が劣等感を抱き、勉強する意欲を失うのではないかが心配」


これらの不安、悩みの解消法を中高一貫校の先輩保護者の方々に伺ったところ、次のようなアドバイスをもらいました。

①「授業のスピード」について

「先生方も配慮してくださっているようで、最初から進度が速い学校は意外と多くないよう。特に中学で初めて習うことが多い英語や、つまずきやすい数学について、毎日、家で、時間を取って復習していくと、授業にしっかりついていけると思う。」

「中高一貫校では、公立中学よりも、学校から出される宿題がとても多いと思う。最初にがんばって、何があっても宿題をきちんとこなす習慣を作っていくと、授業についていきやすいと感じる。」

「小テストを実施する授業も多い。毎回の小テストで良い点を取れるように、復習をがんばるとよいと思う。」


②「周りがみんな出来る子で心配」について

「私の子どもは理想がとても高く、いつも全教科で、満点をとること、上位に入ることを、入学後、目指していた。でも、周りに出来る子がたくさんいて、理想通りに行かずかなり落ち込んでいた。まず高い理想を持っていることは大いにほめた。そのうえで、少し努力すれば手が届きそうな『必達目標』と、達成できたら最高という『理想的な目標』を立ててみることを勧めた。『必達目標』を何回かクリアしているうちに、波に乗ってきて、学力もかなりアップしてきた。」

「自信を持てる教科が1つでもあるとやる気を維持しやすい。土日など比較的時間がとれるときに、自分が一番得意な科目の勉強に多くの時間を割り当てるように、子どもに勧めてみるとよいのでは。」


子どもが、今まで出来ていたことをうまく出来なくなったり、自信をなくしてしまうことは、人生にとって、ある意味必要なことでもあると思います。そういうときこそ、目の前のこと、一つ一つの授業をしっかり理解するように努め、復習も地道に行うことで、結果として子どもの成長や自信につながっていくのではないかと考えています。


次回は、4月21日アップで、 「学校での友達づくりについての不安、お悩み解消法」をテーマとして取り上げます。

このブログでは、中1生のことに限らず、今後、中高一貫校の中2生や中3生の保護者の方が悩んだり困ったりすることにも焦点を当てていきます。悩みを解消するためにはどうしたらよいのかを、いろいろな方々に取材して、考えていければと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

  
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