• 生活

【中学生のココロとカラダ相談室】新学期に向け、親子で話したり、子どもに考えさせておきたいことは?

メインビジュアル メインビジュアル
いろいろなことをリセットしてよいスタートを切って欲しいのですが、新学期を迎えるにあたって、親子で話したり、子どもに考えさせておきたいことがあれば知りたいです。
前年の振り返りと新年度のビジョンを親子で一緒に考える時間をもちましょう。保護者の方が気になっている点や改善してほしい点について、押しつけにならないように、子どもに考えさせ、語らせる姿勢で話をするのがポイントです。

前年の学校生活の振り返りをし、新しく迎える学年の意味や向こう一年間の抱負を意識できる話ができるといいですね。
新学期にリセットしてほしいこととして、何を思い浮かべますでしょうか? スマホなどをダラダラ使うクセをやめてほしいとか、人に左右されすぎるのはやめたほうがいいのではとか、親の側の視点ではいろいろあるかもしれません。

でも、「〇〇はやめなくちゃね」などと親から直球で言われると、それがどんなに理にかなっていようと、素直に聞けないのが中学生です。そもそも話し合いをしようなどと提案すると、お子さまは構えてしまって素直になれない可能性もありますよね。

そこで、例えば週末などに夕食をちょっと華やかにして、「進級の会」をもつようにすると、不自然でなく語れる時間をもちやすいかと思います。
あらかじめ、「夕食時にこの1年の振り返りと次の1年の頑張りどころを話してもらおうかな」とお子さまに伝えておきます。きっと、子どもなりに「〇〇は頑張った」とか「△△はあんまりよくなかった」などと話してくれるでしょう。もしも保護者の方がリセットしてほしいと思っていることと違っていたら、「スマホの使い方については何かある?」などと振ってみてください。あれこれ言われたくないお年頃ですので、まずは話題振りのみ。それでも話が気になる方向にいかないと感じるようであれば、批判的なトーンにならないように切り出してみてください。

「あの時間がもったいないって見えたけど」とか、「これからますますスマホで学校の連絡を取り合うことも多いと思うけど、スマホのルールどうしようか?」などと建設的な問題提起のトーンで伝えられるとよいですね。

「でも」とか「だって」というお子さま側の主張にしっかり聴く耳をもてる親であることも、今後の親子関係のために大切ですよ。どうしても折り合いのつかないことについては、「じゃあ、一学期はそれでやってみて、また考えよう」とお子さまの主張を受け取ることも大事です。

新しく迎える学年が1年生であれば、慣れていってペースをつかむことが目標のメインとなるでしょうし、2年生では部活動や行事の中心を担うこと、3年生では受験を意識して気持ちよいスタートを切って夏、秋、冬へと向かっていくことが大切となってくるでしょう。貴重な一年をお子さまと一緒に楽しんでください。

プロフィール写真 プロフィール写真
【アドバイス】
公認心理師・臨床心理士
高木紀子先生
フォーレカウンセリングセンター所属。中央大学・清泉女子大学非常勤講師。青山学院高等部、都立立川高校といった高校のスクールカウンセラーも務め、小・中学校の巡回相談、園児から高校生までの保護者の相談も請けおう。共著に『親だからできる5つの家庭教育』(ほんの木出版)など。

お知らせ