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【中学生のココロとカラダ相談室】内気なうちの子、新しい環境になじめるか心配です。親としてできるサポートは?

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内気なうちの子、新しい環境になじめるか心配です。親として何かできるサポートはありますか?
積極的に友達づくりをするタイプのお子さまもいれば、友達づくりに時間のかかるタイプのお子さまもいます。ゆっくり見守り、心配なら、学校に行く機会もあるPTAの役員を引き受けたり、担任やスクールカウンセラーに相談し様子を見てもらったりするのもよいでしょう。

進級や入学など、春は環境の変化の大きい季節です。概して、内気なお子さまは環境変化が苦手でルーティーンをしっかりこなすのが得意。逆に外交的なお子さまは環境変化をむしろ楽しむタイプで、変化がないとちょっとつまらないと感じがちです。

その意味で内気なお子さまであれば、ゆっくりと見守ることが大切ですね。「お友達できたの?」「〇〇係に立候補できた?」などの声かけは、何気なく言っているつもりでも、早く友達をつくらないとダメ、自ら立候補できないとダメと子どもを責めるニュアンスになることもあります。子どもの側からはしんどいと感じられるかもしれないので要注意です。

同じ内容の声かけでも、「『明日の持ち物って?』って聞けるような子はできた?」「〇〇の係を決めるのはいつだっけ?」のような話題振りにしておくのが無難です。これは私の持論ですが、持ち物の話を誰かとできるようであれば困りごとは少ないはずなので、まずはひと安心と考えてよいでしょう。もしも、「そんなことは誰にも聞けない」というようなことであれば、勇気を出して「ちょっと教えて」とか「聞いてもいい?」などと、周りの人に話しかけるように導いていくか、持ち物などのことであれば先生に聞きにいくなどの助言をしてあげたいところです。

要は学校生活で困らないでいられればまずは大丈夫と構えることです。心配であれこれ探りを入れてしまうと、中学生としてはチェックされるのがうっとうしいと感じがちですし、できていないとだめだと自分で劣等感を増幅させてしまうかもしれません。ここはおおらかに見守りましょう。これまでの行動パターンから考えて、我が子はちょっと新しいスタートに弱いと思えて心配なようでしたら、保護者の方が学校のクラスの役員などを引き受けてみるのも一案です。クラスの様子がわかりますし、子どももどことなく安心感を得られるものです。また、担任やスクールカウンセラーに親御さんから相談をして、日々の様子を確認しておいてもらうのも一案です。

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【アドバイス】
公認心理師・臨床心理士
高木紀子先生
フォーレカウンセリングセンター所属。中央大学・清泉女子大学非常勤講師。青山学院高等部、都立立川高校といった高校のスクールカウンセラーも務め、小・中学校の巡回相談、園児から高校生までの保護者の相談も請けおう。共著に『親だからできる5つの家庭教育』(ほんの木出版)など。

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